努力が報われないとき…
報われないのに努力するのは疲れた
何のために私は頑張っているの?
そう感じてしまいますよね。
この記事では「自分の努力は報われない」と感じている人に、“努力が確実に報われる”ようにするための考え方を紹介したいと思います。
Contents
報われない努力を続けることはつらい
いつかこの努力が報われるかもしれない
努力が実って、たくさん豊かさを受け取れるようになるかもしれない
そう夢見ながら努力を続けてきたのに、報われない現実ばかりが来る。
そんな中で努力をし続けることほど辛いことはありません。
この記事を書いている私が提供する、脳と心のミスコミニケーションを修正して悩みを解決していくメソッド(通称:脳トレ)では
- 報われる努力
- 報われない努力
を分けて考えています。
せっかく時間とエネルギーをかけるならば「報われるかどうかは運次第の努力」よりも「確実に報われる、もしくは報われる可能性を最大限まで高めた努力」をしたいと思いませんか?
この記事が、真面目なのに報われない人の手助けになれば嬉しいです。
努力が報われないと感じるとき(報われない努力の特徴)
それでは、最初にどんなときに「努力が報われない」と感じるのでしょうか?
私自身も今までの人生で、それなりに真剣に努力をしてきた自負があります。
納得する結果が出たものもありますが、報われないと感じて自暴自棄になった時期もありました。
また、相談業のキャリア10年の中で、努力が報われないと悩む方のご相談も多くいただきました。
その中で特に「努力が報われない」とご相談が多いシチュエーションについて3つご紹介したいと思います。
(1)仕事で評価が得られないとき
一つ目に、仕事で評価が得られないとき「努力したのに報われない」と感じることが多いです。
- 上司や会社が求める結果を出そうと努力したけれども、その結果が出せなかった。
- 努力して結果を出したにもかかわらず、なぜか評価がついてこなかった。
- 移動したい部署に行くため努力していたが、自分ではない人が行きたかった部署に異動になった。
このように、自分のスキルや実績など努力の証が、ないがしろにされたように感じることが仕事で特に多いと思います。
(2)恋愛がうまくいかないとき
二つ目に恋愛がうまくいかないときも、努力が報われないと感じることが多いでしょう。
実は私自身、恋愛で報われない時期が数年続き、疲れ果てて心理学やコミュニケーション学に興味を持った一人です。
恋愛をうまくいかせようとする努力は、大きく二つあります。
- 自分自身を高める努力
- 相手とのコミニケーションを深めようとする努力
自分を高める努力
→美容に気をつけたり、趣味に力を入れたり、女性としてレベルアップするための努力
相手とのコミニケーションを深めようとする努力
→相手が仕事で忙しすぎるときに気遣いをしたり、相手のコミニケーションスタイルに合わせたお付き合い心がけたりする努力
大好きな人と関係を深めるため、恋愛に対して力を惜しまない女性は多いです。
ですが、その努力が報われずに相談にお越しになる方が後をたちません。
(3)誰かと仲がこじれてしまったとき
また仕事や恋愛関係でなくても、誰かとの関係性を修復しようと努力したものの、報われないパターンも多いです。
例えば、親子関係では心の距離が近すぎるゆえ、関係がこじれるケースも多いです。
相手との関係性を修復するために努力したものの、相手が聞く耳を持ってくれない…報われない…という内容のご相談も多いです。
努力が報われない原因は?
それでは
- 報われる努力
- 報われない努力
これらは何が違うのでしょうか?
努力が報われない原因について考えてみましょう。
(1)努力の方向性がズレている
一つ目に、努力の方向性がズレていることが考えられます。
例えば職場では、上司や会社が求めているパフォーマンスと、自分が「こうしたらいいだろう」と思うパフォーマンスの方向性が異なることもあります。
この場合「自分が思う努力やパフォーマンス」をいくら続けていても、報われるのは難しいですよね。
また恋愛でも「素敵な女性だと思ってもらえるように、ダイエットを頑張ろう」そう努力したとしても、もしかしたら彼の好みはマシュマロボディかもしれません。
その場合、ダイエットで絞れば絞るほど、彼の好みから外れてしまいます。
(2)努力が苦行になっている
二つ目に、努力が苦行になっている場合も、なかなかなか報われにくいです。
私たちが提供している脳と心のコミュニケーションスキル、脳トレでは『願いを叶えるには、無意識潜在意識の力を借りることが重要』と考えていますが、潜在意識には自分自身をただ苦しめる方向に進むと、強制的に物事をストップする機能がついています。
もし苦行となっている努力で、仮に結果が出てしまったら、さらに「努力に見せかけた苦行」を重ねてしまいます。
(目的が苦行になっている)
すると本人の負担が大きすぎるため「苦行になってしまっている努力」が続かないように働きかけがあります。(=強制的にストップがかかる)
(3)過去に努力が報われない経験が多い
過去に「私の努力は報われない」と感じた経験が多い人も、同じ現実を繰り返しがちです。
私たち人間は「いつもと同じが安心する」という本能があります。(脳科学でいうコンフォートゾーンのことです)
つまり昔から「努力しても報われない」経験が多かった場合、無意識で「いつも通り」努力が報われない状況を引き起こしがち。
例えば高校受験、大学受験、就活で「毎日勉強したのに失敗した…」みたいに感じた経験をケアしないまま社会人になると、それら過去の記憶が悪さをすることもあります。
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(4)「報われる」の定義があいまい
四つ目に、努力が報われるの定義があいまいであることが挙げられます。
努力が報われる…とは、具体的に何がどうなったら報われると思えるのでしょうか?
例えば、部署異動の希望が叶ったけれど、異動先の人間関係が最悪では報われたとは思えませんよね。
同じく恋愛でも、大好きな人と結婚したものの、夫が急にDVになってしまった…これも「報われた」とは言い難いでしょう。
(5)「努力が報われない」ことを潜在意識で望んでいる
そして最後にこちらは応用編です。
先ほど私たちが提供する脳と心のコミュニケーションスキル、脳トレは潜在意識に着目したメソッドだとお伝えしました。
長年たくさんの方のご相談を伺っていると、ご相談者さま本人の口からおっしゃる望みと、その方が心の奥底で望んでいることが異なるような印象を受けることがあります。
そういった状況のとき、報われたいと頭では思いつつも、心の奥底で「報われてしまっては困る」と望んでいることもあります。
例として
自分の努力が報われてしまうと周りから嫉妬されそう
など、努力が報われることでのデメリットを無意識で感じているケースが挙げられます。
特に日本の社会では、他人よりも段違いに幸せになることをよしとしない風潮も強いです。
そのため「報われたい」という言葉と、実際の本音に差があることも珍しくないなと感じます。
確実に報われるよう努力にするためには?
では次に「報われる努力」には何が必要なのでしょうか。
基本的には先ほどご紹介した(1)~(5)の逆を行います。
(1)努力の方向性を確認する
努力を認めて欲しい相手がいるならば、
- その相手は自分に何を求めているのか?
- 今の努力の方向性と合っているのか?
ここをフラットに認識して理解・修正できれば、報われる努力にすることは難しくありません。
先ほど、職場と恋愛を例を出しましたが、せっかくの努力を無駄にしないためにも方向性は確認しておきましょう。
(2)喜びの中で努力する
二つ目に、喜びの中での努力は確実に報われる可能性が高いです。
少し話は変わりますが私たちの身体はとても優秀で、無茶に無茶を重ねると、ある時点で風邪をひいたり動けなくなったりして強制ストップがかかりますよね。
私たちの心も同じように、あまりにも無茶を重ねると「これ以上無茶を重ねないように」という意味で心が強制ストップすることがあります。
先ほどの段落とも重複しますが、努力が苦行になってしまっている場合、努力が報われてしまうと、さらに苦行を重ねかねません。
そのため
- 努力すること自体が楽しい
- 努力することで、自分の成長が実感できている
など、喜びの中で努力を行うのがおすすめです。
強制ストップをかける理由がなくなるので、報われる可能性が段違いにあがります。
(3)過去と今を切り離す
三つ目に、過去と今を切り離して努力するのもおすすめです。
先ほどの段落で私たち人間には、いつもと同じ状態が安心する本能が備わっているとお伝えしました。
(いつもと違う、は無意識にストレスに繋がります)
これまでの人生で「努力が報われなかった」と感じた経験が多いほど「また報われないのではないか」という思いが無意識に入っており、同じような結果を生みやすいです。
そのため、過去はどうであれ、今この瞬間から記憶喪失になった気持ちで取り組んでみるのがおすすめです。
(4)報われ方のリクエストをする
四つめに、もし努力が報われるとしたら、どのような形で報われたいのか?リクエストをしてみてください。
- 仕事で希望部署に異動できたら、報われたと思えそうなのか?
- 心許せる仲間に囲まれ、さらに評価が上がって初めて、報われたと思えそうなのか?
- 人生のどの時点で、どのような現実を手に入れることができたら、報われると感じることができるのか?
意外と盲点になりやすいので、ここを詳細にリクエストできている人は少ないです。
▼「心理的盲点(スコトーマ)を確認する」
(5)「努力が報われたらまずいこと」がないかチェックする
五つ目に、努力が報われたらまずいことがないかどうか、チェックしてみましょう。
もし仮に「実は努力が報われてはまずいこと」がある場合、自分の心の奥深くに隠されていることが多いです。
そのため、自己対話や内観の習慣がついてから、チャレンジしてみたほうがいいかもしれません。
自分の努力が報われて成功してしまったら、仲の良い友達から嫉妬されて孤独になってしまうのではないか…
自分の努力が報われて目標達成したら、今とは全く別のステージにいかなくてはいけないのではないか…
このように「本当は努力が報われても困る」と無意識で思っているケースもあります。
自己対話や内観、マインドフルネス瞑想などで、自分の心とゆっくり向き合うことに慣れた人はぜひ心に声をかけてみてくださいね。
もしかしたら意外なヒントが得られるかもしれません。
確実に報われる努力は楽しい
さて、ここまでで「努力が報われないのはどんな時か?」「報われる努力と報われにくい努力はどんな違いがあるのか?」などを紹介してきました。
その上で心に問いかけてみてください。
みなさん、努力は好きですか?
私自身、たくさんの努力をしてきた一人ですが、昔は「努力は好きか?」と聞かれても「うーん…微妙」としか答えられませんでした。
嫌いと断定するわけでもない。
けれども、「努力をしたところで報われない経験」が記憶に残っており、好きだとも言えない。そんな状況でした。
それから自分の心と対話する時間を増やし、独自に編み出したメソッドを使いながら脳と心のコミュニケーションを修正したところ、今は「努力は楽しい!」と言い切ることができるようになりました。
もちろん、ときには努力が報われないと感じた時も、自分が望んだような結果が出ないように感じたこともあります。
ですが、それでも「努力が好きだ」と言えるようになったのは、自分が予想している形ではなくても、それ以上のサプライズを伴って、努力が報われる経験を重ねてきたからです。
また「努力という名の苦行」を手放したことで、努力や行動そのもののハードルが下がったことも大きいです。
このような経験を経て「未来で報われることが決まっている頑張り=努力」なのだと思うようになりました。
もちろん一生懸命に努力しないといけない、なんてことはありません。
一人でも多くの方にこの記事を通して「報われる努力をする楽しさ」を知ってもらえたら嬉しいなと思います。