今回の記事では、損得勘定とオーダーの関係についてお話しします。
「オーダーはエネルギーを使って叶えます」と今までの記事でもお話ししてきました。
エネルギーなんて考えながら生活したことがないからなかなか難しい…
オーダーで願いを叶えるには「エネルギーを良質な状態で出すこと」がポイントになります。
これは『感性を育てる』ことも重要になってくるので慣れが必要ではあるのですが、
どなたでも取り組みやすい、かつ多くの人が落とし穴にハマりがちなのが「損得勘定」です。
損得勘定はエネルギーを出し惜しみすることになるため、
現時点では得をしているようでも、長い目で見ると結果的に願いが叶わない、つまり損をしていることになります。
こ、怖い………
心配いりません。みなさんにとってどんなふうにエネルギーを使うのが心地よいか、考えていきましょう。
Contents
受け取る現実=自分が出したエネルギーに見合ったもの
私たちは、出したエネルギーの質と量に見合った現実を受け取っています。
良質なエネルギーをたくさん出している場合は、心地の良い現実がたくさん返ってきます。
逆にエネルギーを少ししか出していない場合は、作ることのできる現実も少しですし、
さらに重くてあまり質の良くないエネルギーを出している場合は、ネガティブな感情を抱くような現実が返ってきます。
これは、皆さんの性格の良し悪しの話ではありません。叶えたい願いに見合ったエネルギーを出せているか?というのがポイントです。
願いを叶えるのに1番大切なのは「自分からエネルギーを出すこと」
自分からエネルギーを出すというのは必ずしも「自分が頑張って全てやらなくてはいけない」とか「行動をしなければいけない」ということではありません。
オーダーを出すこと自体もエネルギーを出すことになりますし、思いやりの気持ちや笑顔をむけることもエネルギーを出したことになります。
願いを叶える時に出すと良いエネルギーの例を挙げます。
目に見えるものと見えないものがあります。
- お金
- プレゼント
- サービス
- 時間
- 気持ち(思いやり、愛情など)
- 情報
- オーダーを出すこと
願いをサクサクと叶えていく人というのは、自分からエネルギーを出すことを厭わない人です。
そういう人たちは、出したいと思ったら出し惜しみなく出す、出す必要がないと思ったら出さない、というメリハリがついています。
もう少し詳しく説明していきます。
損得勘定を手放すことをおすすめする理由
「目先の得」に捉われると自分を下に置いてしまい自分至上主義ではなくなる
損得で物事を見る癖がついている場合、こんなセルフトークが出てくることが多いです。
- このセミナーにお金を出すことは得か損か
- 彼にLINEをしても全然返事が返ってこない
- 私ばっかり頑張っている
- 私ばっかり尽くしていて彼は私に何もしてくれない
- 私ばっかり好きでいる
- 私ばっかり損している
そういった「私ばっかり」というセルフトークが積み重なることによって、そのうち「自分を下に置く」ような状態になってしまいます。
- 私は何かに虐げられている
- いつもかわいそうな思いをしている
という認識は、同時に自分以外のものが上にある、自分以外のものに現実を作る主導権を与えていることになります。
ですから、損得勘定を手放せば手放すほど、自分至上主義の観点に立ち戻ることができるのでオーダーが通りやすくなります。
一見、損をしてしまうように感じるかもしれませんが、見返りを求めずにエネルギーを出すことで結果的に1番欲しいものが返ってくるようになります。
▼「上に置く/下に置く/自分至上主義」について確認する
願いを叶えるための勇気=良質なエネルギー
オーダーというのは言い換えると『現実を動かす宣言』とも言えます。
どういうこと?
例えば恋愛のオーダーで「彼とお付き合いしたい」とオーダーする場合、
オーダー「彼とお付き合いしたい」
=彼と付き合っていない現実を変化させることに許可をします
=現実変化をして叶っていく最中に
ポジティブな出来事もネガティブな出来事も
どちらが起こっても受け止めます
→どんな現実も全て責任もって受け止めるので現実を動かしてください
こういった意味合いが全て背後に含まれていることで「オーダーを出した」ことになります。
(ここを決めあぐねている時にオーダーではなく「期待」になりやすいです。)
▼「期待」について確認する
特に「ポジティブな出来事もネガティブな出来事もどちらが起こっても受け止めます」というところで怖くなってしまう方が多いのですが、
ここで求められているのは「勇気」という良質なエネルギーを出すことです。
え?じゃあ嫌な未来が起こるってこと?
そういうわけではありません。ここで大切なのはネガティブな未来も受け取れるくらいの勇気を少しずつ養っていくことです。そのために損得勘定の見直しがちょうどいいのです。
損得勘定を良質なエネルギーに変換する
損得勘定で物事を考えている場合、こうなります。
オーダー「彼とお付き合いしたい」
①潜在意識の勉強をしたいけどできるだけお金はかけたくないから無料で学びたい
→叶うならお金を払ってもいいけど、叶うかわからないならお金をかけたくない。
=絶対に損をしない時にしかエネルギーをかけられないという損得勘定
②距離を近づけたいので連絡を取ってデートをしたい
→彼から連絡をしてきて欲しい&私のことを好きな彼で出てきて欲しい
=自信を無くしたくないという自己防衛からの損得勘定
③お付き合いをしたいので、告白をするかされるかどちらかの現実がほしい
→振られるのが怖いから、彼から告白をしてきて欲しい
=傷つきたくないという自己防衛からの損得勘定
この①~③の赤文字部分はあなたのWant toやピュアハートと言えます。
ですからこれもあなたの大切な願いになります。
このWant toやピュアハートを叶えるために行動してあげることがエフィカシーを高くすることであり、良質なエネルギーを出すことになります。
とっても願いが叶いやすくなります。
この時「相手に叶えてもらう意識」から「私のWant toやピュアハートを叶えるために私が動くという意識」になると良質なエネルギーが出ています。
すると必然的に勇気を出すことになるので、結果的に願いが叶いやすくなる=懸念していた未来が起こりにくくなります。
「ネガティブな未来も受け止めます」という勇気を出すことで、結果幸せな未来が訪れるので不思議です。
損得勘定があるとオーダーではなく「期待」になりやすい
「9.本命オーダーほど叶わない、と感じる時の「願いの重要度」について」の記事で説明したように、
そもそも重要度の高い願いには、叶うという確証や保証を求めるエネルギーや損得勘定のエネルギーが乗りやすくなるものです。
仕方がないことではありますが、叶えたい気持ちが強いほど、同じくらい失敗したくない気持ちも強くなります。
なので無意識のところで、
絶対に失敗したくない気持ち
→叶う確証を求めるエネルギー
→勇気を出したのならちゃんと結果が欲しいというエネルギー
=損得勘定
になってしまうわけです。
怖い気持ちが強いと、つい損得勘定や保証が欲しい気持ちになります。
なので先の例に出したように、
- 損をしたくないから無料がいい
- 傷つきたくないから彼から誘ってきて欲しい
- 振られるのが怖いから、彼から告白をしてきて欲しい
という願いが、オーダーではなく期待になってしまうのです。
▼「願いの重要度」について確認する
▼「期待」について確認する
損得勘定を手放していこう
ここでおさらいですが、大原則は「今まで自分が放ってきたエネルギーが現実となって返ってくる」です。
悲しいことに、損得勘定で物を見たり選んだりしていると、自分自身も他者から損得勘定の対象でしか見てもらえなくなり、見返りをくれるものとして扱われるような現実を受け取ることになります。
誰かから「この人と一緒にいると得をするから一緒にいよう。」「損をするから一緒にいるのはやめよう。」と選ばれるのは寂しいですよね。
なのでここでも自分から勇気を出して、まずは私たち自身が誰かを損得勘定で見ることをやめてみましょう。
損得勘定を手放すためにはまずここをチェックしてみましょう。
- ①何に対して損得勘定で見ているのか?見直してみる
- ②損か得かではなく、好きか嫌いか、やりたいかやりたくないか、ピンと来るか来ないか、ワクワクするかしないかを基準にして全ての物事を選んでみる
▼「好きか嫌いかを基準に選ぶ」について確認する
損得勘定を手放し始めてしばらくすると、面白い変化が起こります。
- きゅーっと縛られるような体感覚がなくなる
- 損得勘定をすることでエネルギーを浪費していたことに気がつく
- 人と温かさでつながっているような感覚が得られる
こんな内面の変化の後、現実が動いてくるはずです。
▼「内面の変化」について確認する
現実は勇気を出すほど利息がたくさんついてくる
今回は途中で少しシビアなお話もありましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。
本命の願いを叶えるために勇気を出せば出すほど、願っていた以上に幸せな現実が返ってきます。
「自分からエネルギーを出す」ことで返ってくる現実の大きさを体感していただくと、
段々と自分から勇気やエネルギーを出した方が幸せなことに気が付かれると思います。
まずは難易度の低いことから、損得勘定を手放すことにチャレンジしてみてくださいね。