どうしてこんなにうまくいかないんだろう?
何もうまくいかないのはなぜ?
急に自分の調子が出なくなった気がする。
自分なりに色々と対策をしてみるも不思議と回復しない。
このような状態で悩んでいる人はいませんか?
このメディアを運営している脳トレカレッジ(自己対応学校)では、主に結婚前の女性のパートナーシップのお手伝いをしていますが、実は表面的にはパートナーシップのご相談でも、もっと深い人生全体の流れやお悩みに関わらせていただくことも多いです。(実はそちらがとても得意です)
今回の記事は、何もうまくいかないと感じるときに、潜在意識下で起こっている5つの状況と対応策についてお伝えします。
Contents
何も理由がなく、人生がうまくいかないという状況になることはない
まず最初に押さえておいてほしい一番大事なことは、「何も理由なく人生がうまくいかなくなることはない」ということです。
もちろん人によっては、幼少期からハードな人生だった人もいらっしゃいますが…それはほんの一握り。
この仕事をして10年以上になりますが、幼少期からハードモードだった人は1人か2人です。
「何もかもうまくいかない」と感じる状況になるには必ず原因があります。
うまくいかない理由を特定するまでは少々時間もかかりますが、理由が特定できてしまえば後はシンプルです。
原因不明の体調不良が続くと不安が増しますが、病名と治し方がわかればホッとするのと一緒です。
この記事では、主に潜在意識や深層心理で起きている「何もうまくいかない原因」を解説していきます。
ただその前に、一応さらっと「深層心理的な理由ではないけれど、一応確認しておいてくださいね」というチェックポイントを挙げます。
何もうまくいかないときにチェックしてほしいシンプルなポイント
では、まず最初に「深層心理ではないけれども、一応チェックしておいて欲しいポイント」はこちらです。
- 慢性的な体調不良
- 慢性的な寝不足
- 慢性的な栄養不足
心と身体は繋がっているとよく言われますが、実は運気や“人生の流れ”も影響しあいます。
人生をダイナミックに展開していくためにも体力が必要ですから、まずは慢性的な体調不良や寝不足、栄養不足になっていないかを確認してください。
これらに全く心当たりがないにもかかわらず、何もうまくいかないという状況が続いているならば…深層心理に原因を探しにいきましょう。
何もうまくいかない深層心理5つ
それではここから「何もうまくいかない深層心理」をご紹介していきます。ここでご紹介する5つは、このメディアを運営している脳トレカレッジ(自己対話の学校)10年間の活動歴をもとにピックアップしたものです。
いずれも多くの人が心当たりがあるケースばかりだと思います。
あなたはいかがでしょうか?
(1) 元々の思考癖に課題がある
1つ目に、もともとの思考癖に課題がある場合、何もうまくいかないとなりやすいです。
この理由についてはとてもわかりやすいですよね。
私たち人間には、そもそもスコトーマ(心理的盲点)があり、どうしても自分のことは分かりにくいです。
「人の振り見て我が振り直せ」という諺がありますが、昔の人は感覚的に「自分のことは自分ではわからない」ことをわかっていたのではないでしょうか。
もともとの思考癖…もっと正確に言うと、小さな頃からずっと積み重なった思い込みによって認知が歪められると、どうしてもうまくいきにくい思考回路がいつの間にか出来上がってしまいます。
- 私は価値がない人間だ
- どうせ私は最後に失敗する
- 私って、いつも貧乏くじばかり
- おいしいところを持っていくのは、いつも他人
- 頑張ってもいつも失敗してきた
これまでの人生で、昇華せずに放置してしまった悲しい出来事やネガティブな思い込みが多ければ多いほど、一つ一つの思い込みは小さかったとしても、積もり積もって「強固な信念」にまで育ってしまいます。
(2)「自分らしさとズレてきてます」のサイン
2つ目に「自分らしさとズレてきていますよ!」というメッセージを潜在意識が出しているときにも、何もうまくいかない状況が引き起こされるようです。
脳トレカレッジ(自己対応の学校)では、現実がうまくいかなくなる要因を頭と心のコミュニケーションミス、自己対話のミスにあると考えています。
私たちは本質的に「自分らしさを追求して生きていきたい」というものがあり、自分らしい人生からズレてしまうと警告アラートとして「何もうまくいかない」といった状況が引き起こされると考えています。
- 学生の頃は自分らしく過ごせていたのに、社会人になって毎日がグレーに感じる。
- 独身時代は楽しかったのに、結婚後ずっと窮屈な日々が続いている。
- 子供が生まれてから毎日しんどい。でも、待望の子供なのにママ失格よね。
このように、ライフステージの変化や環境の変化によって「自分らしく生きられていたはずなのに自分らしく生きられなくなってしまった」という状況に心当たりがあれば
今あなたは自分らしさから離れていますよ。戻ってください。
のメッセージかもしれません。
(3)昔のトラウマが暴れている時
3つ目に、昔のトラウマが大きく暴れている時にも、何もうまくいかないといった状況になりやすいです。
昔のトラウマと聞いて、何か心当たりのある方はいらっしゃいますか?
- 実は昔いじめられていて…
- 特殊な育ちで家庭崩壊していて…
- 人間不信になる出来事があって…
このように「記憶に残るトラウマがある方」もいれば、「トラウマとまではいかないけれど軽度な方」もいますし、人によっては「本人も覚えていないくらい感情を深く抑圧した結果、トラウマはないと思っているけど実はある方」もいらっしゃいます。
この記事を書いている私は3番目のタイプでした。
昔のトラウマはうまく昇華することができていれば、過去の記憶で終わりになります。
ですが、トラウマに対して適切なケアをせず放置してしまった場合、何年もの時を経て「私(トラウマ)を見てよ」「私(トラウマ)を解放してよ」と言わんばかりに暴れ出すことも少なくありません。
過去のトラウマが「自分を解放してほしい、見てほしい」と大暴れしているときに、何もうまくいかない状況になりやすいです。
(4)精神の生まれ変わり前
4つ目に、精神の生まれ変わり前にも、何もうまくいかないといったことが起きます。
精神の生まれ変わりといっても少々わかりにくいですよね。
全員が全員、精神の生まれ変わりを体験するわけではないのですが…
10年にわたり、たくさんの女性のお悩み相談を伺ってきて、精神が大きく成長するタイミングに立ち会うこともあります。
平たく言えば「精神の成長」なのですが、成長という言葉で表現するには不適切なほど「変容」とか「生まれ変わり」に近いレベルで変化が起こるようなイメージです。
近くで見ていると、まるで芋虫がさなぎになって蝶になるような空気感です。
(5)大きなステージチェンジ前
最後に、大きなステージチェンジ前には八方塞がりな状況になることがあります。
「(4)精神の生まれ変わり前」と重なる部分もありますが、まるで最初からそうなることが決められていたかのように辛い状況になり、環境が変わる前に人生全てがストップするようなことも(多くはありませんが)存在します。
例えば、このような例です。
- ビジネスが大好きだった人が、急に社会貢献に目覚める前
- ずっと日本で生活してきた人が、人生をリセットするつもりで海外移住する前
相談現場でもあまり多くは聞かれないため、サンプル数としてはとても少ないです。
ですが悪い意味ではなく、今までの人生がガラッと変わる前に八方塞がりになることが多いようです。
個人的には「今までの生活があまりに快適すぎると、次の生活に移行する際に後ろ髪を引かれてしまうため、一時的に今までの生活に区切りをつける意味」で八方塞がりになるのかなと感じています。
何もうまくいかない深層心理5つごとの対応
では次に、何もうまくいかない状況が続く原因ごとに、対応策を解説します。
前の段落でご紹介した5つの要因に心当たりはありましたか?
もし心当たりがあれば、次にご紹介する対応策を参考にしてみてくださいね。
(1)元々の思考癖に課題がある場合は?
1つ目に、元々の思考癖に課題がある場合の対策についてです。
- 私は価値がない人間だ
- どうせ私は最後に失敗する
- 私って、いつも貧乏くじばかり
- おいしいところを持っていくのは、いつも他人
- 頑張ってもいつも失敗してきた
過去の経験の積み重ねで、このように偏った自己認識・思い込みを持ってしまうことも少なくありません。
元々の思考癖に課題がある場合の対応策は、「不必要な思い込み」に気がついて、手放すことです。
ですが自己認識・思い込みの難しいところは「本人がどのような思い込みを持っているのか?」他人からも本人すらも「あまり見えない」ことです。
よほど普段から瞑想していたり、内観スキルが高くないと、自分が思い込みを持っていることすら気がつかないのが普通です。
信頼できる友人や、心理に詳しい人と対話しながら指摘してもらうのが一番手っ取り早いでしょう。
(2)「自分らしさとズレてきている」サインの場合は?
2つ目に、「自分らしさとズレてきている」のサインとして何もうまくいかない状況が作られている場合の対策をご紹介します。
このケースの場合、自分の過去を見返してみると「とてもうまくいっていた時代」が人生のどこかにあるはずです。
- 幼稚園の時は何にも悩みなんてなかった
- 高校生の頃は、もうモテまくっていた
- 社会人になって、しばらくしてから、人生楽しみまくってた
「自分らしさとズレてきている」場合、過去どこかで自分らしい時代が必ずあります。
自分らしい時代があったにもかかわらず、何らかの原因で自分らしさからずれてきて、そのズレが許容範囲を大きく超えそうな時「何もうまくいかない」状況が発生するのです。
つまり「人生のどの時点で自分らしさからズレたのか」分岐点を発見することが重要です。
分岐点が発見できたら「なぜその分岐点で自分らしさからズレてしまったのか」の原因を探ってください。
これら一連の流れを行うのに必須のスキルが、自己対話です。
自己対話スキルが高ければ高いほど、そもそも自分らしさからズレることもなくなりますし、仮に自分らしさからズレたとしても
- 人生のどこが分岐点だったのか
- 何が問題だったのか
すぐに発見できるようになります。
(3)昔のトラウマが暴れている場合は?
3つ目に、昔のトラウマが暴れていて何もうまくいかない状況が作られている場合の対策をご紹介します。
昔のトラウマは、忘れた頃にちょこっと顔を出して暴れることも少なくありません。
昔のトラウマが暴れるといっても、ある時急に
昔いじめられていた頃の記憶がフラッシュバックする…!
辛い!もう嫌だ!苦しい!助けて!うわああああああ!!!
といったPTSD(心的外傷後ストレス障害)みたいな症状ではありません。
- なんかわからないけど、最近ずっとイライラする
- 原因不明だけど、やる気が出ない
- 赤ちゃんを見るだけで胸が苦しくなる
昔のトラウマが暴れている場合、このように「症状を感じるけど原因がよくわからない」ことの方が多いため、対応に苦慮する人が多いのです。
自分の気分の悪さが、どのトラウマから発生しているのかを注意深く観察して特定する必要があります。
ですが、先ほどご紹介したように、昔のトラウマを特定するといっても、巧妙に無意識に隠されていることが多いです。
これまでの相談者さんを見ていると、なかなか昔のトラウマを自分1人で見つけて特定することが難しいです。
じっくり対話をしながら、昔のトラウマを探ってくれるサポーターを入れた方が効率が良いでしょう。
(4)精神の生まれ変わり前なら?
4つ目に、精神の生まれ変わり前であることが理由で、人生が詰んでいる場合の対策をご紹介します。
と書きましたが、このケースの場合「何も対応しない」が一番の対応策かなと個人的には感じています。
精神の生まれ変わりとは、前の段落でご紹介した通り、幼虫がさなぎになって蝶にになるような状態です。
「何もうまくいかない」現実を見て、自分にやれることをやり尽くし、それでもなお道が開けない時…
やれることと言えば、自分の心の中にじっくり深く潜ることくらいでしょう。
何もうまくいかない状況を力技でなんとかしようとするのではなく、自分の精神や信念、今までの価値観をすべて塗り替えるつもりで、変容を許可します。
幼虫が蝶になる変容を邪魔しないイメージです。
このケースの場合、何か力技で対応するよりも「自身の潜在意識が深いところで変容するのを邪魔しない」ことが一番のポイントでしょう。
(5)大きなステージチェンジ前の場合は?
最後に、大きなステージチェンジ前の予兆として、何もうまくいかない状態になっている場合の対応策は「何とかする」「なんとかしよう」とすることを諦めて、すべてを委ねてしまうことです。
まったく対応策としての回答になっていません!
と、読者さまから言われてしまいそうですが、こればかりは仕方ありません。
むしろ「何もうまくいかないこと=うまくいっている」のです。
例えるならば、目的地に行くために電車の乗り換えが必要で、乗り換え駅に停車するためにスピードダウンしている最中とも言えるでしょう。
乗車中の電車を降りて、別方向の電車に乗り換える。
このようなシチュエーションでは、すべてを止めることが正しいのです。
むしろ、人生がハイスピードで進んだままだと、乗り換えの駅で停止することができず、本来の目的地宛の電車に乗れなくなってしまいます。
なんとなく心の深いところで「人生が大きく展開するような感覚」がある場合、素直に委ねて人生を停止させてしまう方が吉です。
何もうまくいかない時期をじっくり味わおう
それでは最後にまとめです。
今回の記事では、人生が何もうまくいかない時に考えられる「潜在意識的な5つの原因と対応策」についてご紹介してきました。
この記事を書いている私自身も経験がありますが、自分なりに努力して行動し、やれることは全てやっているのに、ずっと空回りしているような気がする。この状況はとてもツライものです。
頑張れば頑張るほど、真摯に対応すればするほど…
何も改善しない現実を見ては自信をなくし、自分を責めてしまうこともあるでしょう。
ですが、多くの女性のご相談を伺い続けて10年経った今感じるのは、人生が何もうまくいかない時期は紛れもなくギフトです。
つい、この状況がずっと永遠に続いてしまうような気になりますが、必ず終わりが来ます。
人生が何もうまくいかない時期は、その人の心が大きく成長したり、ガラリとステージが変わる前の大事な時期です。
この時期を思いっきり味わうことで、その後の人生のジャンプアップに差が出てきますので、ぜひじっくりと自分の心と向き合いながら時間を取ってほしいなと思います。
何かお手伝いできることがありましたら、ぜひお声がけくださいね。