初対面の人が苦手。
婚活したいけど、コミュ力に自信がない。
アプリの人と会っても話が弾まない…ツライ。
こんなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
このメディアを運営する脳トレカレッジ(自己対話の学校)でも、人見知りでコミニケーションがあまり得意ではなく、それゆえ、人間関係で苦労している女性からのご相談が絶えません。
ですが、初対面の人とのコミュニケーションが苦手なだけで、本当に優しく誠実な人が多いなとコンサルをしてでもいつも感じます。
今回のコラムでは、優しくて誠実だけど、繊細がゆえにコミュ力に自信がない女性が、誰かと深い関係になるために必要なことをお伝えします。
Contents
人見知りでもコミュ力を上げることはできるのか
まず最初に、人見知りでもコミ力を上げることができるのでしょうか?
もちろんできます!
そう断言します。
なぜなら、この記事を書いている私自身も、もともとコミュ症に分類されるような人間でしたし、日々のコンサルティングを通して、本人も知らず知らずのうちにコミュ力が格段にアップしている相談者さまを目の前でたくさん見ているからです。
ですので、自分は人見知りだと自覚がある女性も安心してください。
このコラムを読み終わった頃には、きっとあなたらしいコミュニケーション上手への第一歩を踏み出していると思います。
コミュ力(コミュニケーション能力)とは?
まず最初に“コミュ力”と略されることが多い「コミュニケーション能力」とはそもそも何なのでしょうか?
辞書にはこのように定義されています。
コミュニケーション能力(コミュニケーションのうりょく、communication ability)は、「他者と意思疎通を上手に図る能力」を意味する。コミュ力(コミュりょく)と略されることもある[1]。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
このメディアを運営している私たち脳トレカレッジ(自己対話の学校)では、名前の通り自己との対話、つまり自分とのコミュニケーションを行う方法をお伝えしています。
一般的にコミュ力と言うと、自分と他者のコミュニケーションを指しますが、他者とのコミュニケーションを取るには、まず自分自身からという考えで運営しています。
恋愛・婚活、結婚生活でもコミュ力は必須
そして、悩んでいる方が多い「恋愛・婚活・結婚生活」ですが、人見知りな女性ほど苦戦するのも事実です。
仕事や勉強は自分が頑張ればいいから何とかなった。
でも恋愛や結婚は相手がいることだから難しい…。
そうおっしゃる女性が後を立ちません。
たしかに恋愛関係では、他者との深いコミュニケーションが必要になりますし、結婚ともなれば義理の家族など関係者も一気に増えます。
いくら人見知りといっても、全く関係を持たずに過ごすのは難しいでしょう。ですが
私には魅力がない。
コミュニケーションは苦手。
このように強く思い込んだまま、恋愛や婚活、結婚生活にチャレンジするのはなかなか苦しいものがあります。
【体験談】人見知りの私がコミュ力を上げるためにやったこと
ここで1つ体験談として、この記事を書いている私自身が、人見知りで悩んだ時に取り組んだことを3つご紹介します。
といっても先に結論を書いてしまうと、一般的に推奨されているノウハウは、コミュ障の私には取り入れるのが難しいものでした。
過去の私と同じように、コミュ力を上げるために涙ぐましい努力をしたのにうまく行かず、困っている方の参考になれば幸いです。
(1)コミュニケーションの本を読む
まず、1つ目にコミュ力を上げる方法が書かれていそうな本を何十冊と読みました。
- 男女のコミュニケーション
- 上司と部下のコミュニケーション
- 友人同士のコミュニケーション
たくさんの先人たちの教えを知ることができる本は、とても素晴らしいものでした。
ですが、知識として知っているのと、実践できるのとでは、雲泥の差があるのですよね。
結局私は「コミュニケーションスキルに詳しいコミュ障」から抜け出すことができませんでした。
(2)初対面ばかりのパーティーに参加する
また、人見知りを直そうと思って、初対面の人が多く集まるパーティーやイベントに積極的に参加したこともあります。
はじめまして。
今日はどちらからいらしたんですか?
僕は○○から来ました。あなたは?
私は△△から来ました。
そうですか。(無言)
「初めての人と会う」というシチュエーション自体には慣れたものの、コミュニケーション下手が治るわけではなく…
最初の1分だけ話は続くけど、その後が盛り上がらずに疲れてしまうといったことを繰り返しました。
(3)雑学の知識を学ぶ
きっとコミュ力を上げるには雑学が必要なんだ!
私に必要なのは雑学かもしれない!
このように考えた私は、雑学王にはなれずとも幅広い雑学の知識を学ぼうと、ネットや本で情報収集を始めました。
ですが雑学を調べれば調べるほど、興味のないことで頭をいっぱいにしているものですから、どんどんつらくなってしまいます。
結局、雑学を披露する場もなく、ただただ脳内メモリを使うだけになってしまいました。
過去の私も自分なりに、何とかコミュニケーション能力をアップさせたいと涙ぐましい努力をしていたと思います。
ですが、なかなか結果が出ずに心が折れてしまいました。
今考えると、本当にコミュニケーションで大事なことを知らなかったゆえに、枝葉の知識に走ってしまったなと思います。
このコラムを読んでくださっているあなたには、ぜひ過去の私のように枝葉の知識で頭がいっぱいさせるのではなく、根本的なコミュニケーションのコツを手に入れてもらいたいと思っています。
バーバル(言語)ノンバーバル(非言語)を使い分けよう
人見知りだけど、コミ力を上げたい!その方法を知りたい!
素敵な恋愛や結婚に活かしたい!
そのような願いをお持ちでしたら、まずコミュニケーションには大きく2種類あることを押さえておきましょう。
- バーバル(言語)
- ノンバーバル(非言語)
私たちがこのように文章を使ったり、何かを話してコミュニケーションを取るのは、主にバーバル(言語)コミュニケーションです。
きっと多くの方は、コミュ力を上げる方法を探す際に、このバーバル(言語)コミュニケーション力を上げようとする方が多いかと思います。(過去の私もそうでした)
ですが、アメリカの心理学者であるアルバート・メラビアンにの研究によると、私たち人間はバーバル(言語)よりもノンバーバル(非言語)でのコミュニケーションを重視していると判明しています。
メラビアンの法則
人のコミュニケーションは、言語情報で7%、聴覚情報で38%、視覚情報が55%の割合で伝わり、圧倒的に言語以外で伝わる情報の方が多い。
(7-38-55のルール)
また、言語情報(Verbal)、聴覚情報(Vocal)、視覚情報(Visual)の頭文字を取って「3Vの法則」とも言われています。
つまり、相手とコミュニケーションを取る上では、何を話すかよりもどう話すか、非言語の部分が大事ということです
特に人見知りで「自分はコミュニケーションが得意ではない」という自覚がある方は、バーバル(言語)を使ったコミュニケーションをトレーニングしようと思ってもなかなか難しいかもしれません。
ですが、そもそも人間は本能的にバーバル(言語)よりもノンバーバル(非言語)でコミュニケーションを行います。
つまり、人見知りさんほど「ノンバーバルでのコミュニケーション」に注力すべきなのです。
話術が巧みになるトレーニングは必要ありません。
人見知りが非言語コミュ力を上げる5のトレーニング方法
それでは具体的に、人見知りの女性が、非言語でのコミュ力を上げる5つのトレーニングをご紹介します。
バーバル(言語)のトレーニング方法は、既にたくさんの書籍や情報がありますので、そちらを参考にしてください。
この記事ではノンバーバル(非言語)に特化した、話す必要がない、非言語でのコミュニケーションが上手になる方法、という視点で解説していきます。
(1)相手の話を心で聴く(≠聞く)
まず1つ目に、相手の話を心で「聴く」ことを心がけましょう。
「聴く」と「聞く」の違いを考えたことがありますか?
音声をただヒアリングすることが「聞く」だとすれば、
- 相手が何を言おうとしているのか
- 相手の背景にはどんなものがあるのか
- 相手はどんな意図でその言葉を発したのか
など、相手のノンバーバル(非言語)情報も含めて理解する姿勢で行うのが「聴く」です。
つい忙しかったり自分に余裕がなかったりすると、誰かから話しかけられても、相手の方を見ずに会話することはありませんか?
もちろん状況によっては仕方ありませんが、このような姿勢ですと、情報のやりとりはできても感情や心のやりとりができません。
ノンバーバル(非言語)の威力を最大限に生かすためにも、音声としてではなく、相手の非言語とキャッチするつもりで、相手の話に耳を傾けてみましょう。
これが「聴く」ということです。
(2)相手の話に思い込みから反応しない
2つ目に、相手の話に対して「思い込みから反応しない」こともコミュ力を上げる上でとても大事です。
脳トレカレッジ(自己対話の学校)コンサルティング現場でも、人見知りかつ
私には魅力なんてありません…
なので、せめてコミュ力くらいは上げないと…
といったニュアンスで悩んでいる方の共通点として「自分の思い込みが邪魔をして、相手の話をフラットに聞くことができない」というものがあります。
例えば、このような状況です。
最近すごく忙しいんだよね。
週末もずっと寝てることが多いよ。
つまりそれは遠回しに私からのデートを断られてるってこと?!
「週末にデートなんか誘ってくるな」ってあらかじめ釘を打たれてる?!
このように、相手が発した情報を思い込みのフィルターに通してキャッチするため
つまり○○って意味?!
など、ネガティブな意味で判断してしまいます。
これは本人も無意識のうちに、本能レベルで“反応”として起こってしまいます。
そのため、自分が相手の話をフラットに聞けていないことに気がつくことは少ないです。
これらの癖に気がついて、修正しようと試みようとするだけでも、結果的にコミュ力は大幅に上がるでしょう。
(3)アクティブリスニングを試みる
そして3つ目に「相手の話を聞いている」とボディランゲージで表現するのもオススメです。
私たちはついコミュ力を上げようとした時に、トーク力を磨きがちですが、むしろ逆です。
現在は「話し手」に対して「聞き手」の数が足りていません。
自分のことを話したいにもかかわらず、自分の話を聞いてくれる人の存在が不足しています。
あなたが人見知りなのであれば、むしろ最高に良質な聞き手となれる可能性があります。
- 相槌を打つ
- うなずく
- 相手の話に合わせて表情を変える
など、言葉を発さずとも相手の話を聞いていることをボディランゲージで示してみましょう。
自分がトークせずとも、相手と十分なコミュニケーションが取れるでしょう。
(4)人間嫌いを克服する
続いて4つ目として、少々難しいのですが「人間嫌い」を克服するのもオススメです。
人間関係で悩んでいる女性とコンサルティングでお話しすると、相談者の心の深いところに「人間嫌い」が見え隠れすることがあります。
人間嫌いになる理由は人それぞれですが、本人は自分が人間嫌いであることに気がついていないことが多いです。(無意識の領域で行われているため)
ですので、いくらコミュ力を上げる方法を学んでも、そもそもが人間嫌いな場合、なかなかうまく行かないでしょう。
無意識での人間嫌いの克服は、心のデリケートな部分に触れますので、1人で行うのはなかなか難しいかもしれません。
ですが、いくら頑張ってもなぜかコミュニケーションを上手に取ることができない場合は、無意識での人間嫌いの可能性も考えてみてはいかがでしょうか。
(5)自己対話を深める
そして、5つ目に、自己対話スキルを深めることもオススメです。
このメディアの運営している脳トレカレッジ(自己対話の学校)では、自分の心とコミニケーションを深く取っていく自己対話をお伝えしています。
(自己対話スキルが上がることで、人間関係のトラブルなどが一気に解決するからです)
私は誰かとコミュニケーションを取るのが苦手…
と認識されている方の多くが、実は自分とのコミュニケーションを十分に取れていません。
自分とのコミュニケーションが足りていない場合、他者に対して警戒心を抱きやすくなるため、必然的に心の距離を取ろうとしてしまいます。
逆に、自分とのコミュニケーションが円滑な場合、他者に対しても安心感を持った状態で接することができます。
すると、たとえ話術が巧みではなくても、ノンバーバル(非言語)には相手を包み込むような空気感が含まれるため、他人とのコミュニケーションも円滑になっていきます。
人見知りさんのコミュ力アップは“非言語”から始めよう
それでは最後にまとめです。
今回の記事は主に、人見知り女性のためのノンバーバル(非言語)を中心としたコミュ力を上げる方法についてご紹介しました。
私たち脳トレカレッジ(自己対話の学校)では、主に結婚前の女性に対して内面磨きの手伝いをしておりますが、恋愛・婚活・結婚、そして夫婦生活ではコミュニケーション能力の大切さを実感する場面が多いでしょう。
ですが、他者とのコミュニケーションが苦手な方が、いきなり誰かと深交流しようとしてもなかなか難しいです。
まずは自分自身とのコミニケーション(自己との対話)を深めて、ノンバーバル(非言語)の領域を安心感で満たしていく。
その上で他者とのコミュニケーションを楽しめるようにしていくのが、個人的には1番オススメです。
この記事が、人見知りでコミュ力がないことに悩んでいる女性の参考になれば嬉しく思います。