皆さんは抽象と具体を意識して物事を考えることはありますか?
う〜ん…。意識しないとなかなか難しいですね…。
抽象とは、目の前の物事を1段2段と高い位置から俯瞰してみることを指しますね。
願いを叶える時には、今抱えている物事を俯瞰して見ることができると突破口を見つけやすくなります。
なので、抽象度が上がれば上がるほどオーダーを通すのが簡単になります。
(逆に物事を抽象的ではなく具体的に捉えるほど、なかなかオーダーを通すのが難しくなります。)
※ビジネスでは具体的に物事を考えるほど成功する、という考え方もありますが、オーダーで願いを叶えることに関しては抽象度を上げる訓練をするのがおすすめです。
抽象が大事か、具体が大事かは分野によっても変わるため、抽象度の上下を自由自在にコントロールできるスキルを身につけられるのが理想です。
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抽象度を上げると一気に複数の願いを叶えられる
願いを叶える時に抽象度を上げて捉えると、一つの抽象度の高いオーダーに関連する願いが全て、芋づる式に叶っていきます。
これは願いの重要度にも関わってきます。
「9.「本命オーダーほど叶わない」と感じる時の“願いの重要度”について」で、
1番叶えたい願いとは別のジャンルにオーダーを出してみることで願いが叶いやすくなると解説しましたが、基本的に物事は全て繋がっています。
あなたの願いが今まだ実現していない「理由」にあたるものが、別のジャンルでも生きづらさを生んでいることはよくあります。
例を挙げます。
あなたの1番叶えたい願いが『復縁をすること』だったとします。
復縁、頑張っているのになかなか結果が出ない…
復縁が叶わない原因を探った時に、「我慢せずに自分の意見を言えるようになりたい」という心の願いが見つかったとします。
この場合改めて他のジャンルを見てみると「人の気持ちを優先して自分の意見を我慢する」というのを仕事や家族関係などいろんなところで無意識にやっていることが多いです。
その時に、1番重要度の高い復縁したい相手に勇気を出して意見をいうよりも「家族に意見を言う練習から始める」方が簡単ですよね。
家族関係というジャンルからこの課題をクリアした場合、芋づる式に復縁がうまくいくようになります。
ハードルの低い叶え方を選べる上に、尻込みする時間が減るので叶うまでの時間も短縮しやすくなります。
抽象度を高く物事を捉えると願いを叶える力が強くなる
抽象度高く物事を捉えてオーダーに繋げられるようになると、願いを叶える力自体が強くなります。
①抽象度の高さ
②エフィカシーの高さ(自己価値観とか根拠のない自信とかセルフイメージ)
③セルフトークの高さ(頭の中で常にどのような会話をしてるか、自分に対してどのように問いかけているか)
この3つは連動しています。
抽象度高く物事を捉えられる人は、目の前の課題をよりシンプルに捉えることができます。
それによって頭の中が整理され、解決のための糸口を簡単に見つけられるようになってくるので、現実は自分の思い通りに作っていけることが腑に落ちてきます。
よってエフィカシーやセルフトークが高くなるため、願いを叶える力そのものが養われていくのです。
▼「エフィカシー」を確認する
抽象度の上下を表すサンプル
実際に抽象度コントロールの例を見ていきましょう。
抽象度低い←ーーーーーーーーー→抽象度高い
カモミールティー < ハーブティー < 飲み物 < 水分
- 水分=飲み物、雨水、水道水、汗、洗剤、アルコール
- 飲み物=ハーブティー、紅茶、コーヒー、日本茶、ビール、牛乳
- ハーブティー=カモミールティー、ミントティー、ローズヒップティー
抽象度低い←ーーーーーーーーー→抽象度高い
チェリーパイ < ケーキ < 洋菓子 < 食べ物
- 食べ物=ケーキ、ラーメン、トマト、パン、魚、オムライス
- 洋菓子=チェリーパイ、アイスクリーム、チョコレート、キャンディー
- ケーキ=チェリーパイ、ウェディングケーキ、ショートケーキ、カップケーキ
さらに「チェリーパイ」と「カモミールティー」を別の視点で抽象度を上げると
- おやつ
- アフタヌーンティー
- 口に入れるもの
- 食べられるもの
- 消化できるもの
などの点では同じです。
複数のお悩みがある場合は、このように「それぞれの具体的な事象の共通項を探る」ことで、本当に欲しいものが導き出されて1つのオーダーに集約するという解決法があります。
抽象度を上げる訓練がなぜオーダーを叶えることにつながるのか?
お悩みの多くは視野の狭さや「これじゃなきゃ嫌だ」という執着から生まれています。
カモミールティーじゃなきゃ飲みたくないです!
カモミールティーではなくてミントティーではいかがでしょうか?
と、別の選択肢がないので悩んでしまうんですね。
他の選択肢が視野に入ると気持ちに余裕ができるのですが、執着が生まれてしまう方はそもそも
なぜその1つの選択肢に執着してしまっているのか?
という根本的な原因が盲点になっています。
他の選択肢も視野に入るということは自分のエフィカシーも上がっていきますし、余裕ができるのでどんな時でも焦らない私、自分至上主義の立場でオーダーを選択しやすいです。
▼「自分至上主義」と「エフィカシー」を確認する
実際のコンサルサンプル
実際のご相談サンプルを2つご紹介します。
①恋愛についてのコンサル
ご相談「彼から連絡が欲しい」「LINEを無視しないで欲しい」
『彼から連絡が欲しい』『LINEを無視しないで欲しい』の抽象度を上げると例えば、
- 「彼からの愛情を感じたい」
になります。すると
連絡が来なくてもデートでもいいんじゃない?
連絡に固執しないでLINE以外で愛情を感じられる幅を広げてみよう
というのが視野に入ってきます。
さらに『彼からの愛情を感じたい』の抽象度を上げると例えば
- 「私は愛される、という自信が欲しい」
と、もう一段核心に近づいた願いが出てきます。すると
彼からの愛情を感じる以外にも愛されている自信を持つ方法っていくらでもあるんじゃないの?
連絡が来なくてもいいんじゃない?
という新たな視点が生まれます。
②お仕事についてのコンサル
ご相談「起業したい」
『起業したい』の抽象度を上げると
- 「会社勤めだとなかなか自分の好きなことができない」
- 「好きなことが見つかったからそれをお金にしたい」
となります。
さらに抽象度を上げると
- 「毎日楽しく楽しくキラキラしたい」
などが出てきます。すると、
「毎日楽しく楽しくキラキラしたい」を叶えるためには起業しなきゃダメなの?
ほかにこの願いを叶える方法はないかな?
と別の選択肢が生まれます。
※抽象度を上げると選択肢が増え、一つの形にこだわる必要がなくなります。
結果的に重要度が下がり執着のエネルギーがなくなるので、願いが叶いやすくなるのです。
▼「願いの重要度」を確認する
悩みの抽象度を上げるには?
悩みの抽象度を上げていくには
どうしてこれが欲しいのかな?
それが手に入ることで本当に手に入れたいものは何?
という問いかけを繰り返していくことで少しずつ抽象度を上げることができます。
この問いかけが日常的にできるようになると、起こった出来事や悩みがシンプルに見えるようになるので、問題解決能力が格段にアップします。
『抽象度を上げていく』視点を取り入れることでどんどん脳トレ体質が培われていきますので、ぜひ皆さんも試してみていただけると嬉しいです。