理想の自分になるために、向上心を持って努力している人はとても素敵ですよね。
今の私は理想の私!
そんな風に感じながら日々を過ごせたら、どんなに良い気分だろうと思います。
ですがときには、理想の自分と現実の自分とのギャップに打ちひしがれて、疲れてしまう人もいるのではないでしょうか。
この記事では
- 理想の自分を手に入れるための10の質問
- 理想と現実のギャップに疲れたときの3つの質問
について解説・紹介したいと思います。
Contents
悩みの原因は「理想の自分」になれていないこと
このメディアを運営している私たち自己対話の学校(脳トレカレッジ)は、10年余にわたって、様々なライフステージの女性の悩みを伺ってきました。
悩みの種類はみなさんそれぞれ個性豊かですが、大きく言えば「理想の私になりたいのに、なれなくて辛い」といったお悩みです。
- 理想の私は結婚しているのに…
- 理想の自分はもっと稼いでいるのに…
- 理想の自分はもっと痩せているのに…
- 理想の自分はもっと優しいはずなのに…
- 理想の自分はもっと行動的で自信があるはずなのに…
様々な希望があるにもかかわらず、現実とかけ離れすぎている。
理想と現実のキャップにストレスを感じて「理想の自分になる方法」を求めてご相談にいらっしゃる人が後を立ちません。
理想と現実のギャップが大きすぎると心が折れる
理想と現実のギャップが適正であれば、毎日の活力になります。
- 英語で仕事できるスコアまであと数点!
- 次のデートまでに目標体重にするぞ!
- 毎食のメニューを改善して筋肉量を増やすぞ!
ですが、あまりに理想と現実が離れすぎていると
どんなに頑張っても理想の自分になれない…無理…
と自信をなくしてしまう人も多いでしょう。
理想の自分像が、今の自分を否定する材料になってしまうことも多いなと感じます。
私たち自己対話の学校(脳トレカレッジ)(脳と心のコミュニケーションを通して悩みを解決する団体)には、理想と現実を一致させようと頑張る女性がたくさんいらっしゃいます。
ですが中には
理想の自分が遠すぎて、たどり着ける気が1mmもしません
理想と現実のギャップに心が折れそうです…
可能性がなさすぎて、もう諦めるしか…
と、めげそうになっている人も。
「理想の自分が遠すぎる…」は勘違いである理由
理想と現実のギャップを直視するのは苦しいものですが、1つだけ確実に言えるのは「理想の自分が遠すぎる」といった認識は、すべてのケースで勘違いであると言うことです。
そもそも、理想の自分とはどのようなきっかけで本人に芽生えるものでしょうか?
多くは、周りの人間やメディアなどの情報から刺激を受けて
こんな生活って素敵!
彼女の人生、憧れる!
あの人、とても好き
そんな気持ちになったとき、心が反応した要素が「理想の自分像リスト」に加わります。
経験0の赤ちゃんは持っている情報も0なので、理想を描くことができません
私たちはそもそも、自分の中にある要素しか他人の中に見いだすことができません。
- 自分の中に「優しさ」要素があれば、相手の中にも「優しさ」を見いだすことができます
- 自分の中に「いじわる」要素があれば、相手の中にも「いじわるさ」を見いだすことができます
つまり、誰かを見て
- 「素敵だな」
- 「あんな風になりたいな(あんな要素が欲しいな)」
と思った場合、本人は気がついてなくても、自分の中に存在している要素を相手に中に発見するのです。
「理想の自分が遠すぎる…」と心が折れそうになっている人は、大抵「自分の中にない要素を取り入れなければならない」と思っています。
それゆえ、必要以上に理想と現実のギャップを大きく感じてしまいます。
ですが、相手に対して「素敵だな」と感じた要素は、既に自分の中に存在するものであることを知ると、意外と「理想の自分と今の自分」の距離が縮まった感じがしませんか?
理想の自分をつくる10の質問
理想の自分を手に入れる方法の1つに「イメージの中で理想の自分になりきって、質問に答えてみる」というものがあります。
10の質問をご紹介しますので、ぜひ理想の自分になった状態で答えてみてください。
もし「理想の自分になりきる感覚がよくわからない」という場合は、何となくのイメージで構いません。
ノートに書き出すのも効果的でおすすめですが、隙間時間を利用してちょこちょこ脳内トークするだけでもOKです。
これらの質問例に答えていくことで「理想の自分がわからない」人も、なりたい自分像の具体的なイメージが浮かんでくるのではないかと思います。
(1)毎日をどんな感情で過ごしている?
1つ目に、理想の自分は毎日どんな感情で過ごしているかイメージしてみましょう。
- 朝起きた瞬間からウキウキしていますか?
- 常に安心感に包まれていますか?
- 充実した気持ちでベッドに入っていますか?
この質問のポイントは、状況や物理的に手に入れているものではなく、形のない感情にフォーカスすることです。
思考は横に置いて、理想の自分が体験しているであろう「感情」に意識を向けてみてください。
(2)隣には誰が、どんな人がいる?
2つ目に、理想の自分の隣には誰がいるでしょうか?
個人名がピンとこなければ、どんな人がいるでしょうか?
- 穏やかな人たちに囲まれていますか?
- エネルギッシュな人たちに囲まれていますか?
- 理想の私の隣に、今好きな彼はいますか?
これは自分の願望ではないのではないか…
など気にしなくて大丈夫です。
これらの質問は潜在意識にアプローチするものなので、自由にイメージしてみてください。
(3)どんな環境、景色の中で暮らしてる?
3つ目に、理想の自分はどんな環境、景色の中で暮らしていますか?
- 今の部屋に住んでいますか?
- それともお引っ越ししているでしょうか?
- 都会に住んでいますか?
- 田舎に住んでいますか?
- 日本ですか?
- 海外ですか?
「(2)隣には誰が、どんな人がいる?」とも関連しますが、これは自分の妄想なのでは…のような気負いは不要です。
(4)身体の調子はどう?
4つ目に、身体の調子はいかがでしょうか?
今、病気と診断されていても気にせずで大丈夫です。
- 朝はスッキリ起きられていますか?
- 体は軽いですか?
- 不調があったときにすぐに気づけますか?
「健康は失ってから気づく」なんて言われていますが「理想の自分の健康状態」はとても重要な要素です。
(5)どんな仕事、働き方をしてる?
5つ目に、どんな仕事、働き方をしていますか?
仕事をしているかどうかも含めて考えてみましょう。
- 今のお会社でキャリアアップをしていますか?
- それとも転職しているでしょうか?
もしかしたらフリーランスになっているかもしれませんね。
日本ではない場所で活躍しているかもしれません。
私自身のエピソードをお伝えすると「理想の自分」を考えたときに「フリーランスかもしれない」と感じたところ、数年後には独立する流れになりました。
またフリーランスになってしばらくして「もしかしたら次の理想の私は経営者かもしれない」感じたところ、数年後に株式会社を設立することになりました。
今の状況がどうであれ、自由にイメージしていただいて大丈夫です。
(6)家族との関係はどう?
6つ目に、家族との関係はどうでしょうか?
自分が育った家族、既婚の方は義理の家族との関係を考えてみましょう。
- 困ったときにお互い助け合うような関係を築いてそうですか?
- 自立した家族関係を築いていそうですか?
- 近所に住んでいそうですか?
- 遠く離れたところでお互いに暮らしていそうですか?
理想の自分だったらどんな家族関係を作っているか。自由にイメージしてみましょう。
(7)経済状況はどんな感じ?
7つ目に、経済状況はどんな感じでしょうか?
- 毎月の節約を楽しんでそうですか?
- コツコツ貯めた貯金で資産運用してそうですか?
- 無料サービスに飛びついていそうですか?
- 大きく稼いで大きく使っていそうですか?
「お金はあればあるほど良い」と多くの人が言いますが、 あまりにも抽象的でふわっとしたイメージは現実にならないことが多いです。
自分の理想のライフスタイルや、経済状況を踏まえて明確にイメージしてみましょう。
(8)鏡を見たときの気分は?
8つ目に、鏡を見たときの気分はいかがでしょうか?
生活する中で、鏡を一切見ずに過ごす人は少ないでしょう。
そしてこのコラムを読んでくださっているのはきっと女性が多いでしょうから「鏡の中の自分がどうか?」によって気分も変わるかと思います。
- 今日も私可愛いなと感じていそうですか?
- 年相応の落ち着きが出てきたなぁと思っていそうですか?
- みんな一目惚れしてしまうなぁと思いそうですか?
理想の自分は、鏡を見たときに「どんな気分になっていそうか?」イメージしてみましょう。
(9)一番、大事にしてるものは何?
9つ目に、理想の自分が1番大事にしているものは何でしょうか?
人物でも、考え方でも、思い出でも、物でも、何でも構いません。
- 自分の家族を1番大事にしていそうですか?
- 自分の信念を1番大事にしていそうですか?
- 過去の実績を1番大事にしてそうですか?
何が正解で何が間違いといった事はありません。
理想の自分は「人生の中で何に対してプライオリティーが高いのか」イメージしてみてください。
(10)どんな未来を夢見ている?
最後に、理想の自分はどんな未来を夢見てそうですか?
今のあなたにとって「理想の自分」とはきっと「未来の自分」のことだと思います。
ですが、私たちの人生は「理想の自分」になった後も続いていきます。
- 未来で、理想の自分を手に入れたあなたは、さらにどんな夢を見ていそうですか?
理想の自分になった、その先の夢まで意識を飛ばしてみましょう。
理想と現実のギャップに疲れたときの質問
理想の自分になることを夢見ながら、日々を過ごしていても、ふとした瞬間、理想と現実のギャップにゲンナリしてしまうこともあるでしょう。
そんな時は、次の質問を自分に問いかけてみてください。
きっと理想と現実のギャップが嫌なものではなく、微笑ましいものに変わると思います。
(1)今の自分は嫌い?
1つ目に、今の自分は嫌いですか?
たしかに今のあなたは、理想の自分とはかけ離れているかもしれません。
ですが「理想の自分とかけ離れている=自分が嫌い」に直結するのでしょうか。
つい、理想の自分になることを目標に掲げると、理想の自分になれていない自分を低く評価しがちです。
今一度「理想の自分になるために頑張っている今現在の自分」をフラットに眺めてみて、どんな風に感じるか?心に問いかけてみてください。
(2)1年前の自分が今の自分を見たらどう思う?
2つ目に、1年前の自分が今の自分を見たらどう思うかイメージしてみてください。
日々、理想の自分になるために努力を続けたあなたは、きっと1年前よりも素敵な女性になっているかと思います。
人は、つい理想の未来と今の(良くない意味での)ギャップに意識を奪われがちですが、1年前の自分から見たら今の自分は理想型かもしれません。
ぜひ定期的に、過去の自分から今の自分を見てみるワークをしてみてくださいね。
(3)未来の自分が今の自分を見たらどう思う?
3つ目に、未来の自分が今の自分を見たらどう思うでしょうか?
未来に「すべての理想を叶えている自分」がいるとしたら、その自分は過去の自分のことをどう思っているでしょうか?
もっと努力しなさいよ!
とか
そんなことじゃ理想は手に入らないわよ!
と叱っているでしょうか。
それとも
あなたは充分よくやっているよ
と励まされるでしょうか。
未来に「すべてを手に入れた自分」がいると仮定して、その自分から今の自分 に声をかけるワークもぜひ取り入れてみてください。
理想の自分は絶対に手に入る
それでは最後にまとめです。
多くの女性にとって、理想の自分とは「自分の欲しいものを全て手に入れた自分」であることが多いと思います。
欲しいものがたくさんある人ほど、そして欲しいものが全く手に入っていない人ほど、理想の自分を手に入れるまでに心が折れがちです。
ですが、10年余り数多くの女性のご相談を伺ってきて「理想の自分は絶対に誰にでも手に入れることができる」と断言できます。
そもそも人は、潜在意識の観点から考えても「自分が手に入れられる可能性が0なもの」に対しては興味を示しません。
つまり「欲しいと思った=それを手に入れている未来は既に存在する」と言い換えることもできます。
今と理想の自分のギャップに目を向けてしまうと、途端に心がしぼんでしまいますが大丈夫です。
一歩一歩、コツコツ、自分の理想を叶えていった先には「すべてを手に入れた大満足な人生」が待っています。
この記事が、あなたの理想の未来を手に入れるサポートアイテムになれば嬉しく思います。
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