心の余裕がある人って素敵ですよね。
いつも余裕があって穏やかで、トラブルにも落ち着いて対応できる。
そんな余裕のある人に憧れはするけど、実際には難しいと感じている人も多いと思います。
この記事を書いている私も、昔から心の余裕が少ないタイプの人間でした。
「素敵だな、憧れるな」とは思うけど、心の余裕を持つための努力は腰が重い…
そんな風に感じていました。
この記事では
- 心に余裕のある人の特徴や習慣
- 心の余裕の作り方
- 心の余裕を持つにはどんな考え方があるか?
これらに加えて、心の余裕と引き寄せ力の関係についても解説します。
Contents
心の余裕は「願いを叶える力」になる
この記事を書いている私は、15年ほど前から恋愛・人間関係に悩み、心理学やメンタルケア、引き寄せの法則や脳科学、コーチングを学んできた1人です。
ですが、たくさんの知識を学ぶうちに理解できないことも増えてきました。
知識は身に付いたのに、現実が変わらないのはなぜ?
むしろ学べば学ぶほど拗れる
頑張れば頑張るほど苦しくなっていくのはなぜ?
このように困惑しながら、自分自身の現実や、願いをサクサクと叶えていく知人を観察していて仮説が立ちました。
願いを叶える力って、心の余裕と関係しているんじゃないか?
その仮説をもとに、今度は自分が様々なライフステージの女性の相談を受ける側になったとき、心の余裕と願いを叶えるスピードの関連性について観察を続けました。
すると「心の余裕がある人ほど、願いを叶える力が強い」ことを確信するような事例が多く出てきたので、この記事でシェアしたいと思います。
心の余裕がある人の特徴
まず初めに、心の余裕がある人の特徴について触れていきます。
「心の余裕がある人の特徴」=「願いを叶える力が強い人の特徴」と言い換えることもできます。
あなたの周りに、このような特徴を持つ人はいますか?
もしくはあなた自身がこのような特徴を持っていますか?
3つご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
(1)精神的に安定していて穏やか
1つ目に、精神的に安定していて、穏やかな人が多いです。
心に余裕が無い時、嫌なことやトラブルが起こるとついカッとしてしまいがちです。
ですが、心に余裕がある人は、何かしらトラブルや予測してない事態が起こっても、臨機応変に穏やかに対応できることが多いです。
精神的に安定している人が職場やチーム、コミュニティに1人いるだけで周りの人たちも落ち着くことができるので、とてもありがたい存在ですよね。
(2)俯瞰力が高い
2つ目に、俯瞰力が高いのも共通点です。
俯瞰力とは、自分の視点(主観)だけでなく、様々な立場、状況の視点から物事を捉えることができる力です。
全体が最適化する選択、行動は何か?
を考える力が強く、リーダーには必須の能力です。
俯瞰力が低い人たちが集まって、何かひとつのプロジェクトを進めようとすると「我が、我が」「私が、私が」と主張がぶつかり合ってしまいます。
ですが、俯瞰力が高い人同士の集まりでは、自分の主張や希望もあるけれど「全体として最適なことは何か?」の視点から話ができるため、とてもスムーズに物事が進むことが多いでしょう。
(3)願いを叶える過程を楽しめる
3つ目に、願いを叶える過程を楽しめる人が多いです。
このメディアを運営する、私たち自己対話の学校(脳トレカレッジ)(脳と心のコミュニケーションスキルを伝える団体)は、様々な悩みを持った女性のご相談を伺います。
悩んでいる時期は当然気分は良くないです。
そのため、今すぐに悩みを解決したい、不快な気分を取り除きたいと思う人が大半です。
ですが、心の余裕がある人は、今現在不快である事は認めつつも、不快が解消するまでの過程を楽しむ心理的な余裕があります。
逆説的ではありますが、早く急いで叶えようとする人より、ゆとりを持って考える人の方が、結果的に願いを叶えるスピードが速くなります。
心の余裕がなくなってしまう原因は?
では、心の余裕がなくなってしまう原因にはどんなものがあるでしょうか?
こちらも3つご紹介しますね。
(1)時間的な余裕がない
1つ目に、時間的な余裕がない場合、心の余裕にも直結します。
私たち自己対話の学校(脳トレカレッジ)には、小さなお子様を持つママさん達も多くいらっしゃいます。
特に、産休〜育休が終わり、時短勤務で職場に復帰した子育て中のママさんのお話を聞くと、時間的な余裕が本当にない生活なのだと実感します。
- 朝起きてぐずる子供の身支度をして、自分も身支度を整え、保育園に送り届け、その後出社。
- 休む間もなく、仕事をして勤務時間が終了したら、ダッシュで保育園にお迎え。
- その後、子供の面倒を見ながら家のことを終わらせ、就寝する頃には満身創痍。
このような忙しい(忙しすぎる)毎日を繰り返している人が多いため、時間的な余裕がなく、心の余裕のなさにもダイレクトに影響しているなと感じます。
(2)経済的な余裕がない
2つ目に、経済的な余裕がないことも、心の余裕のなさにつながるでしょう。
この記事を書いている私自身も、恥ずかしながら本当にお金がない時期がありました。(貯金の残高が1,000円を下回ったことも何度もあります)
経済的に余裕がない時は
1円でも切り詰めよう
無駄なものは全て排除しよう
といった思考にどうしてもなってしまいます。
そのため、心理的な余裕を持つことも難しいと実体験からも感じます。
金持ちケンカせず、なんて言葉もありますが、本来は優しい人であっても、経済的な余裕がない不安とストレスから、性格が変わってしまうこともあるでしょう。
(3)タイムリミットが迫っている
3つ目にタイムリミットが迫っている場合も、人は心の余裕がなくなるなと感じます。
- 今月末までに支払わないといけないのに、支払いが間に合わない
- 明日の朝までに提出の資料があるのに、手をつけられていない
- 出産できる年齢的なリミットがあるのに、出産どころか結婚できそうな相手との出会いすらない
もちろん、タイムリミット自体が思い込みであるケースも多いのですが…
「いついつまでに〇〇せねばいけない」といった強迫観念に取り憑かれてしまったとき、心の余裕は当然ながら持つことができないでしょう。
心の余裕があると願いが叶いやすい理由
それでは「心の余裕があると願いが叶いやすい理由」を3つご紹介します。
(1)感情のブレが激しくないから
1つ目に、感情のブレが激しくないため、願いが叶いやすくなります。
私たち自己対話の学校(脳トレカレッジ)では「心の状態、内面が反映されたものが現実である」と言う考え方を採用しています。
つまり、自分の心の内側が内側が穏やかであれば、現実も穏やかに、自分の心の内側が荒れていれば、現実も荒れ模様になるという考え方です。
この考え方を採用した場合、感情のブレ自体は悪いことでは無いのですが、
ある時急に
世界は私のものだ!
と思ったり、次の瞬間
私なんて生きてても死んでても誰も気にしない…
と思った。
など、躁鬱状態が続くと、なかなかポジティブな現実変化を起こすことが難しいなと感じます。
実際、私たちがサポートさせていただいているクライアントさまでも、感情の振り幅が穏やかになってきたタイミングで、悩みが解消して願いが叶うケースが多いです。
(2)変化に耐えうる土台があるから
2つ目に、変化に耐えうる土台があるので、願いが叶いやすくなります。
意外と盲点なのですが、悩みが解消する、もしくは願いが叶うとは「今の現状から環境が大きく変化する」ことでもあります。
例えば「結婚したい」という願いが叶った場合、女性であれば苗字の変更手続きやお引っ越し、職場への報告、各種手続き等いろいろなことが変化します。
心の余裕がない場合、これらの変化に耐えうる土台がないので、潜在意識が無意識レベルで「安全確保のために変化しない」こと選んだりします。
そのため、心の余裕があり、変化に対応できる土台がある人の方が願いがスムーズに叶いやすいと言えるでしょう。
(3)周囲と連携しながら動けるから
3つ目に、周囲と連携しながら動くことができるので、願いが叶いやすい傾向があります。
例えば、ケーキを食べたいとか、〇〇に行きたいなど、自分1人でも叶えられる願いであれば、自分が動けば願いは叶います。
ですが、仕事で大きなプロジェクトを動かす場合や、自分の願いを叶えるために他人の協力が必要な場合、周りの人と連携を取る必要があります。
その際、心の余裕がある人の方が周りとの連携を取りやすく、コミニケーションをスムーズにすることができるので、結果的に願いが叶いやすくなります。
心の余裕がある人に共通する習慣
それでは、心の余裕のある人に共通する習慣はあるのでしょうか?
多くの女性のお悩み相談をお受けする中で、3つほど共通の特徴を発見しましたのでご紹介しますね。
もし取り入れられそうなものがあれば、真似していただくのもおすすめです。
(1)長期的な視野で物事を見ている
1つ目に、長期的な視野で物事を見るように心がける習慣があるようです。
タイムリミットをあまり気にしていない、もしくはタイムリミットまで猶予がある状態で、物事を動かし始めている傾向にあります。
長期的な視野を持って、悩みの解消に取り組めるよう、早め早めに動くような習慣がある人が多いです。
(2)自分の理解者と過ごす時間を作っている
2つ目に、自分の理解者と過ごす時間を積極的にとることを習慣にしているようです。
理解者とは、家族やパートナーはもちろんですが、気のおけない友人や同僚、もしくは信頼するカウンセラーやメンターのことです。
自分の理解者と定期的に交流を持つことで、自己肯定感を維持、もしくは向上させて、心の余裕を取り戻すように努めているのだと思われます。
(3)自分との対話時間を多く持っている
3つ目に、自分との対話時間を多く持つ習慣が共通してあるようです。
ノートに思考を書き出す人もいれば、瞑想する人もいれば、自然の中を散歩しながら自己対話する人もいます。
対話の方法は個性豊かですが、自分自身の心に目を向ける時間を習慣的にとっていることが共通点でしょう。
心の余裕を保ったまま願いが叶う瞬間を味わおう
それでは最後にまとめです。
今すぐ解消したい悩みや、ネガティブな気持ちになる現実が目の前にある場合
心の余裕なんてどうでもいいから、今すぐ最短距離で悩みを解消したい
現実の意味なんて理解できなくていいから解放されたい
そんな気持ちになることも多いと思います。
もちろん、最短距離で願いを叶えたい気持ちは素敵なのですが、同時に余裕や余白がある人ほど願いが叶いやすいのも事実です。
心の余裕とは、言い換えれば「自分が願いを叶える過程を味わえる余白」とも表現できます。
ネガティブな気持ちや、望まない現実が少しずつ好転する様子を、楽しみながら余裕を持って味わえたらいいですね。
きっと人生の味わい深さを知る期間になると思います。
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