何年も前からやりたいことがあるんですけど…
やりたいなぁ…やりたいなぁと思いつつ、何だか腰が重くて
やりたいと思ってることをやろうとすると、なぜか急に仕事が忙しくなったり、身内のトラブルがあったり…これは何の歳サインなのでしょう?
やりたいと思っていることがあるにもかかわらず、なぜだかやりたいことに着手できない。
精神を病んでしまうほどの、特大悩みというほどでは無いけれども、なぜだかいつも胸の中に引っかかっている。
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この手のお悩み、実は意外と多いんです。
このメディアを運営している脳トレカレッジ(自己対応の学校)では、主に結婚前の女性に向けて、心磨き・内面磨きのサポートをしています。
結婚するとライフスタイルも変わるだろうから、独身のうちにやりたいことを思っきりやっておきたい!
といった前向きな願いを持つ女性も多い一方で
やりたいと思ってるはずなのに、なかなか実行に移せない
といった、何とも言えないヤキモキしたご相談をいただくことも少なくありません。
今回の記事では「やりたいのにできない」といった状況になってしまう、無意識下での理由について解説したいと思います。
Contents
やりたいことができないのはなぜ?
それではまず、やりたいことができないのはなぜなのか?理由について考えてみましょう。
一般的に「やりたいのにできない」理由としては、このような理由がありそうですよね。
- 時間がない
- きっかけがない
- 体力がない
- お金がない
- 人脈がない
やりたいことをやるにあたっての“必要物資”が、今手元にない(=やりたい気持ちはあっても条件が整わない)このように考えるのは一般的なことだと思います。
もちろんこれらの「〇〇がない=やりたいことができない」は理由の1つではあります。
ですが、主に深層心理の動きを読み解いていく、私たちの脳トレカレッジ(自己対応の学校)では、もっと深い意識の底に根本的な原因があると考えています。
「やりたい」「やりたくない」頭と心の攻防戦
「やりたいことがあるのにできない理由は何か?」の本筋から外れますが、理想と現実が違う時、何かトラブルが続いている時は
頭で考えていることと、心で感じていることがズレている
=頭と心の方向性が異なっている
と考えています。
例えば、このようなものです。
- 頭(思考)は、安定した仕事に就いて毎月決まったお給料をもらいたい。
- 心(感情)は、自分の可能性にチャレンジして、その対価として収入を得たい。
わかりやすいようデフォルメ化していますが、頭は安定派、心は冒険派みたいな方は多いです。
このような場合、頭(思考)では、安定した職業に就こうと就活情報誌などを見ますが、心(感情)は、自分の可能性にかけて冒険をしたいと考えているので
- 面接で良い感じだったのになぜか落ちる
- ほぼ内定が決まっていたのに、就職先の都合で急に内定が取り消しになる
- 安定の会社の面接にたどり着けない
まるで何かに邪魔をされているような、そんな気持ちにもなるような事件やトラブルが起こったりします。
「やりたいことがあるのにできない」という状況を、頭(思考)と心(感情)の2つに当てはめてみると
頭(思考) =やりたいと思っている
心(感情)=何らかの理由でやりたくない
とてもざっくりですが、このような勢力関係になっていることが多いです。
やりたいことができない深層心理10個
では、具体的に「やりたいことができないと」いったシチュエーションの時に考えられる深層心理を10個ご紹介します。
もしあなたが「やりたいことができない」といった悩みを抱えているのであれば、この深層心理10個をチェックしてみてください。
心当たりはありますか?
(1)心のエネルギー(MP)不足
1つ目に、心のエネルギー(MP)不足が原因として考えられます。
このメディアを運営している脳トレカレッジ(自己対話の学校)にお越しになる女性の中も、完全に心のエネルギー(MP (閉じる)が切れているような状態の方も少なくありません。
- 仕事のストレス
- 家庭内のストレス
- 人間関係のストレス
- 思い通りにならないストレス
- 自分の理想がわからないストレス
現代には多くのストレス要因がありますし、心優しく繊細な人ほど、そのストレスから自分の心のエネルギー(MP)を削がれてしまいます。
HSP、いわゆる「繊細さん」と呼ばれる方も、心のエネルギー(MP)が切れやすいでしょう。
HPS(Highly Sensitive Person)とは?
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン )とは、生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味。
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よく格闘ゲームやロールプレイングゲームで、キャラクターに
- 体力ゲージ(HP)
- 魔法ゲージ(MP)
が付与されていることがありますが、心のエネルギーはいわば魔法ゲージ(MP)に当たるものです。
ものすごく体力のある方であれば、多少は心のエネルギー(MB)が切れても動けるでしょうが、そこまで体力が 多くない(HP少なめ)の人は、心のエネルギー(MP)を確保しておくことが何より重要です。
やりたいなと思うことがあっても、それらを行動に移すもしくは具現化する心のエネルギー(MP)が切れている場合、なかなか実現は難しいでしょう。
(2)今は他にやるべきことがある
2つ目に、今は他にやるべきことがあると潜在意識では判断している場合も、やりたいことができなくなります。
「やりたい」「やりたくない」頭と心の攻防戦でも触れましたが、私たちは誰しも
- 頭で考えていること(思考)
- 心で感じていること(感情)
に多少なりともズレがあります。
※希にズレを感じない人もいますが、大抵は「ズレているのが普通」です。
頭では
私はこれをやりたい!
と思っている。
けれども、心や潜在意識のほうは
今はそれよりこっちをやるべきでしょ!
(お菓子の前に宿題しなさいよ!的な)
と方向性が少々ズレているときに「やりたいことができない、やりにくい」状況になるようです。
(3)もっと他にやりたいことがある
3つ目に、潜在意識下でもっと他にやりたいことがある場合も、やりたいことができなくなります。
「(2)今は他にやるべきことがある」と状況が似ていますが、実は心の奥底に隠した“本当にやりたいと思っていること”がある場合、心としては“本当にやりたいと思っていること”を優先したいものです。
頭(思考)が考える「今やりたいと思っていること」よりも、心(感情)が“本当にやりたいと思っていること”の方が優先度が高くなるので
やりたいと思っているはずなんだけど(頭・思考では)なんだか腰が重いんだよなぁ
みたいな状況になりやすいです。
(4)条件・環境が整ってない
4つ目に、条件・環境が整ってないことも挙げられます。
「やりたいことができないのはなぜ?」でも触れましたが、一般的に「やりたいのにできない」理由としては、このような理由が考えられますよね。
- 時間がない
- きっかけがない
- 体力がない
- お金がない
- 人脈がない
ここで言う「(4)条件・環境が整ってない」とは、 一般的な条件・環境ではなく、潜在意識的な条件・環境のことを指します。
潜在意識的な条件・環境は、顕在意識では理解しにくいことが多いため、具体的なサンプルを出すのが難しいですが、例えば
(潜在意識下で)この“やりたいこと”にチャレンジするには、Aさんの協力が必要。
でもAさんの精神レベルが、まだ協力してもらえる状態にないから、もう少し様子見しよう。
みたいなシチュエーションです。
(5)特定の人の目を気にしている
5つ目に、特定の人の目を気にしていることが原因でもあるでしょう。
やってみたいと思うことがあっても、自分がそれにチャレンジすることでネガティブな視線を送ってきそうだなと感じる人がいる場合、チャレンジするのも難しいでしょう。
脳トレカレッジ(自己対話の学校)のコンサル現場でも、やりたいことができない理由として「(5)特定の人の目を気にしている」のケースは多いです。
その多くが親御さん、特に母親の目を気にしていることが多いです。
親からの教育や生育環境は、身体が大人になった後も長く私たちに影響与えます。
何かやりたいと思うことがあっても、小さな頃に親から
あれはダメ。これはダメ。危険なことやめなさい。
みたいな教育で育てられた場合、何か自分がチャレンジしたくなったときに、ふと親の顔がよぎってしまう女性も多いようです。
(6)できない自分を認識したくない
6つ目に、できない自分を認識したくない場合も、やりたいことができなくなります。
「プライドが高い」と言ってしまうと、少々トゲがある表現になってしまうのですが、小さな頃から優秀だった女性ほど「できない自分」を認識することに抵抗します。
何か新しいことにチャレンジした場合、初めからうまくはできません。
ですが、小さな頃から割と器用に何でもこなしてきた人ほど
できないなんて恥ずかしい
「何でもできる私」というアイデンティティーが壊れちゃう
ダサくて格好悪い自分なんて見たくない
このように潜在意識下で抵抗が起こり、「なぜかわからないけど、やりたいことになかなかチャレンジできない」といった状態になるようです。
(7)タイミング調整中
7つ目に、タイミング調整中のことも実は多いです。
「(4)条件・環境が整ってない」とも重なるところがありますが、 例えば、Aさんが何か新しいことにチャレンジする場合
- Aさんが1人でチャレンジするもの
- 誰かと協力してチャレンジするもの
大きくこの2つに分かれます。
誰かと協力してチャレンジするものの場合、協力者とのタイミング調整のため一時的に「やりたいことがあるけど、できない」といった状況になる方もいます。
このケースに当てはまる場合は、協力者と自分のタイミングがぴったりあったところで
今まであんなに腰が重かったのはなぜなんだろう?
と不思議になるくらい、スピーディに現実が展開します。
(8)エフィカシー不足
8つ目に、エフィカシー不足が原因のこともあります。
エフィカシーとは「自分にはできる!」と思える感覚のことを指します
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やってみたいけど、なぜかできないと思っていることが、自分にとって大事なことであればあるほど「やりたい気持ち」と「失敗したくない気持ち」が拮抗します。
そんな時、エフィカシーが高い人の場合
きっと私ならやれる!やり遂げる!
と果敢にチャレンジするのですが、エフィカシーが低い、育っていない人の場合
私にはできないかもしれない。失敗したらどうしよう…
何かにチャレンジするワクワクよりも、失敗したときのリスクやみじめさに意識のフォーカスが当たってしまい、身動きが取れなくなってしまうことも少なくありません。
(9)コンフォートゾーンを出る恐れ
9つ目に、コンフォートゾーンを出る恐れから、やりたいことができなくなっていることもあるでしょう。
コンフォートゾーンとは、自分がもっとも精神的に安心・リラックスできる環境下のことを指します。
スポーツでいうホームとアウェイみたいなものです。
ホーム:コンフォートゾーン内
アウェイ:コンフォートゾーン外
新しいことを始めるとは、新しい自分・今まで見たこともない自分になること、とも言えます。
今までコンフォートゾーン内にいたところから、コンフォートゾーン外に出ることを意味し、人間は本能的にコンフォートゾーン外に出ることを嫌がります。
太鼓の昔からコンフォートゾーン外=未知で危険な領域と本能にインプットされています。
新しいことにチャレンジすることで、コンフォート外に出る可能性が高い場合、本能で警告アラートが鳴っています。
そのため動きにくくなるということです。
(10)幸せになる罪悪感
最後に、幸せになる罪悪感が原因で、身動きが取れなくなっている人もいるでしょう。
見落とされがちですが、幸せになる罪悪感が原因でやりたいことに対して腰が重くなっている人も多くいらっしゃいます。
罪悪感という感情・感覚は、ほんの少しの分量で人を動かなくさせることができるものです。
ほんの少しの量で死に至る、毒物のようなものだと感じています。
罪悪感の種類には様々なものがありますが、多くの人が
幸せになりたい
と言いながら、実は同時に「幸せになる罪悪感」を持っているケースがたくさん見受けられます。
あなたはいかがでしょうか?
幸せになる罪悪感と聞いて、胸がザワザワしませんか?
やりたいことができない心理の解消法
それでは「やりたいことができない」時、深層心理に理由があるとして、どうしたら解消できるのでしょうか?
前の段落「頭と心の攻防戦」でもお伝えした通り、無理矢理やりたいことをやろうとしても、不思議とトラブルに見舞われることも多いです。
せっかくなら頭(思考)と心(感情)が攻防戦をせず、両者が協力してやりたいことをやれる状況が望ましいですよね。
(1)心のエネルギー(MP)を回復させる
1つ目に、心のエネルギー(MP)を回復させることが大事です。
「腹が減っては戦はできぬ」ではありませんが、現実を創造していくにあたって心のエネルギー(MP)は最も大事なものです。
もちろん体力(HP)も大事ではありますが、そもそも心のエネルギー(MP)がないと、理想の未来をイメージすることができないのです。
そのために心のエネルギー(MP)を削いでいる原因を突き止め、なるべく早く対策することが必要です。
仕事のストレスなど、なかなか改善が難しいこともあるかもしれませんが、まずは心のエネルギー(MP)がなくなっていることを認め、休養を取ってください。
(2)何かから逃げていないかを確認
2つ目に、何かから逃げていないかを確認しましょう。
“何か”といっても漠然としてますね。
コンサルティングの現場でも、実は何かから逃げるために別の“やりたいこと”を持ち出すケースも少なくありません。
例えばこのようなものです。
- (実家から逃げるために)結婚したい!
- (貧乏だった昔のイメージから逃げるために)お金を稼ぎまくりたい!
- (支配的な親の犠牲になった記憶から逃げるために)自分に合わせてくれる彼氏が欲しい!
もちろん人間ですから、何かから逃げることことは悪いことではありません。
ただ「自分が何から逃げているのか」無自覚なままだと、やりたいと思っていることがなかなか進まないといった状況になりやすいです。
いっそ潔く
私は実家から逃げたいから結婚するんだ!
と自分に宣言してしまった方が、意外と現実の動きがスムーズになりますのでオススメです。
(3)理想のスタート環境を思い描く
3つ目に、理想のスタート環境を思い描くと、どのようなイメージが思い浮かびますか?
新しいことにチャレンジするにあたって、望ましいスタートの条件や環境を遠慮なく書き出してみましょう。
意外と「〇〇と言う条件や環境が揃ったらスタートしたい」と、思いもよらなかった本音が出てくるかもしれません。
(4)新しい自分との出会いを楽しみにする
4つ目に、新しい自分との出会いを楽しみにすることもオススメです。
新しいことを始めるとは、つまり新しい自分と出会うことです。
それは同時に「古い自分とのさようなら」も意味することになります。
新しい自分との出会いを楽しみにしつつ、古い自分に感謝とさようならを伝えましょう。
実際にまだ「やりたいことをやれている状況」ではなくて構いませんので
やりたいことを始めた私はきっとこんな感じ!
新しい私はきっとこんな私に違いない!
早く新しい私に会ってみたい!
このような心境になってきたら「やりたいことをやれている私」になるまでもう間近でしょう。
(5)幸せになることへの許可
最後に、幸せになることへの許可を出しましょう。
許可を出すってなんですか?そもそも幸せになりたいって思ってますよ。
今の私は「許可を出せている状態」ではないのですか?
このような疑問を持つ方も多くいらっしゃるでしょう。
たくさんの女性の悩みを伺ってきて、また私自身も人生でとても悩んできて、不思議なことに人は「幸せになりたい」と言いながら同時に「幸せになることへの恐れ」も抱えています。
- 幸せになったら何かマズイことが起こるでしょうか?
- あなたが幸せになって、嫌な顔する人はいるでしょうか?
- もし幸せになったら、大切なものが壊れてしまいそうでしょうか?
このようにゆっくりゆっくり、心の深い部分と自己対話を深めていくと…「幸せになってはいけない」と思い込んでいる、自分の堅倉な心に出会ったりします。
「やりたいけどできない」と感じていることが、あなたの幸せに繋がっていればいるほど「やりたいことになかなか手をつけられない」不思議な現象が起こります。
ぜひ一度、自分は自分に「幸せになる許可」を出せているか?
自己対話してみてくださいね。
無意識と繋がって「やりたいことができない…」を卒業しよう
それでは最後にまとめです。
ここまで「やりたいことができない…」といったセルフトークが出てくる深層心理と対策についてお届けしました。
ただ、日々コンサルティングを行っていると、頭(思考)と心(感情)の連携を取るのはなかなか一筋縄ではいかないというか、コツがあるなぁと感じます。
つい「やりたいことがあるはずなのにできない」と自分を責めてしまったり、口ではやりたいと言いながら、実際には動けていない。自分に対して低い評価を下してしまったり…
もしくは近しい人にやりたいことを宣言したにもかかわらず、できない状況を見られて
あなた〇〇やりたいって言ったのに、口だけなのね。
なんかダサイかも。
など心ない言葉をかけられて、ショックを受けてしまったり。
せっかく未来への希望があるにもかかわらず、やりたいことを行動まで移せずに悲しい思いをする人が減るように、毎日少しずつ頭(思考)と心(感情)の連携を深めてみてはいかがでしょうか?
もしお手伝いが必要であれば、ぜひ私たち脳トレカレッジ(自己対話の学校) を頼ってくださいね。
各種パートナーシップ勉強会でお待ちしています。