人に興味が持てない…
こんなふうに悩んだことはありますか?
私たち脳トレコミュニティのコンサルでは度々話題にでるお悩みですが、私自身はというと、長い間人に興味を持たないまま生活をしていました。
人に興味を持つということがなんとなく大事なのだろうと思いながらも、そこそこ不自由なく過ごせてしまうのでなかなか人を知ろうとするタイミングがありませんでした。
ですがある出来事がきっかけで、5年ほど前から本腰を入れて「人に興味を持つこと」に取り組みはじめました。
それは、当時の私の恋愛がうまくいかない原因が『自分と他人に対する興味が希薄であることにある』と知ったことがきっかけでした。
必死で自分を含めた人に対する興味を持つ練習をしてきた今私が思うのは、『人に興味関心を持てるようになると、人生の幸福度や満足度が段違いに違う』ということです。
他者のことを理解しようとすることで、こんなにも世界が広がるんだ。と感じています。
「敢えて他人に興味を持たないようにしている」という方は別ですが、皆さんの悩みを無くし願いを叶えるためにも人に興味を持つことについて理解を深めてみませんか?
この記事では「人に興味を持てるようになると幸せを感じられ、願いも叶いやすくなる」という視点で解説したいと思います。
Contents
人に興味を持つとはどういうこと?
「人に興味を持つ」ということを集中して取り組んで私が気がついたのは、人に興味を持つということは、自分に興味を持つことと同義であるということ。
そして、人に興味を持つということは、自分や相手の価値観・人生観など深い部分の気持ちにまで興味を持って知ろうとすることだと考えています。
まだ付き合いの浅い人と話す時などは特に、今日の天気などから会話が始まり、相手の職業、趣味、今日していたこと、好きな食べ物、好きなアーティストなど、相手の「基本情報」をさらうような会話に終始してしまうことが多いのではないでしょうか。
それ自体は悪いことではないのですが、相手のことを深く知るためには相手の基本情報をからさらに、相手の価値観や背景、心の奥深くにある感情までを理解することに意味があると考えています。
▼関連記事を確認する
そして、私たち自己対話の学校(脳トレカレッジ)が得意とする『悩みを解消し願いを叶えること』は、思考を深く潜らせて自分や他者(特定の人物だけでなくより広範囲の人)を理解することでより結果を生みやすくなります。
人に興味を持っていない人の特徴
こちらに「今現在人に興味を持っていない」と考えられる人の特徴を挙げます。
これらの行動が当てはまっていても一概に「人に興味が無い人」と断定はできませんので参考程度にご覧くださいね。
- マイペースで一人の時間が何よりも大事
- 人に干渉されず自由に生きたい
- 自由な時間や単独行動に重きを置いている
- 自尊心が強すぎる
- マウントを取る癖がある
- パーソナルスペースを広く取りたい
- 独立心が強く自立した人でありたい
- こちらの話をしても「ふーん」「へー」で流される
- イベントごとに誘ってもいつも興味がなさそう
- 自分の話ばかりしている
- 話をしていてもいつもスマホをいじっていて目が合わない
- 単に一人遊びが上手すぎる(一人っ子気質)
人に興味を持つことができない理由
他人に興味が持てない人の心理や原因をあげていきます。
「人に興味を持たない」ことは、必ずしも悪いことではありません。
むしろ、人によっては「今は状況的に人に興味を持たない方が良い」場合もあります。
ですが、
人に興味を持ちたくないわけではないけれど、興味を持つ意味がわからない
という方もいると思います。
以下に「人に興味を持っていない理由」を挙げてみました。
あなたやあなたの周りの人に当てはまる部分はあるでしょうか?
(1)今は人に興味を持たない方が良い、メリットがある
今、人に興味を持っていない理由として、人に興味を持たない方がいい、持たない方が自分にメリットがあるということがあります。
- 他に時間を割きたい、集中したいことがある
- 一人で成し遂げたい趣味などがある
- 心が傷ついていて、人に目を向ける余裕がない
- 忙しくて日々の生活でいっぱいいっぱい
- 人間関係のトラブルからトラウマになった
- 過去に人を理解しようとして傷ついた経験がある
- 人と話して楽しいと感じた経験が少ない
- 誰かに過干渉にされたりコントロールされた過去がある
- 人と比較して自己否定をしたり苦しくなってしまう癖がある
- コミュニケーションに苦手意識やストレスがある
- 人と関わることにネガティブなイメージがある
- 強いコンプレックスがある
- 強いこだわりがある
- 知られたくない自分の側面がある
- 人の裏の顔や本性、世の中の暗い部分を見るのが怖い
- 病気を患っている、心の病気と診断され療養中
- 深く関わって人にがっかりしたくないという優しい気持ちの裏返し
このような場合は、人に興味を持たないことで自分自身や自分の大切なものを守っている、と考えられます。
無理やり人に興味を持とうとせず、まずは自分自身の心身の健康を保つことを優先してあげてください。
▼関連記事を確認する
(2)人に興味を持つことのメリットにまだ気がついていない
人に興味を持つことで、どんなメリットがあるのかまだ知らない、という可能性もあります。
学校の道徳の授業でも「人の気持ちを考えなさい」とは教わりますが、
人に興味を持つことで本当に自分にメリットがあった
相手を理解することでこんなに喜んでもらえるんだ
こんなに人間関係がうまくいくんだ
という体感を得たことがない、というのは人に興味を持てない理由のひとつとして考えられます。
(3)人に興味を持てないことのデメリットにまだ気がついていない
人に興味を持ってこなかったことによって、自分がどんなデメリットを被っているのか気がついていない、というケースです。
これは私が人に興味を持とうと思ったきっかけでもあるのですが、
「人に対する興味の希薄さ=自分に対する興味の希薄さ」であり、今の私の恋愛の拗れはそれが原因であり、願いも叶いにくくなっている
という事実を知った時に
自分にも人にも興味を持たなければ!
と焦りました。
私の例のように、人に興味を持てないことで起こしているデメリットに気がつくと、「興味を持たなきゃ!」と思う方もいるかもしれません。
(4)人に興味を持つということがどういうことかわからない
「そもそも人に興味を持つとはどういうことなのか?」がわからない、というのも人に興味を持っていない理由の一つにあります。
「人に興味を持つとはどういうこと?」でお話ししたように、コミュニケーションが表面的な情報の受け渡しで終わってしまうと、相手の情報を引き出したところでなかなか興味を持てず
「へー…。」
「ふーん、そうなんだ…。」
で終わってしまうでしょう。
話を掘り下げることがうまくできないと、
「今日何してた?」
「誰と出かけた?」
「何時までいたの?」
「どうだった?」
とコロコロ話題が変わるような会話になってしまい、人によっては
そんなにこちらの情報ばかり聞いてきてどうしたんだろう…
すぐ会話が飛んじゃうな…
と、居心地悪く感じてしまうかもしれません。
「人に興味を持つということは、相手の価値観や背景、人生観、人生ストーリーを知ること」で、それによりこちらにも「自分を知ることができる」というメリットがあるということを知っていれば、背景や深い部分まで興味を持ってみようかなと思えるかもしれませんね。
段々と「相手自身を知ることの楽しさ」が実感できてくる方もいると思います。
(5)理解したいと思える相手に出会っていない
まだ、深く知りたいと思えるような相手に出会っていない、という場合もあります。
私たちにとってよっぽど必要性を感じない限り、興味のないものに手をつけようと思うことはなかなか難しいでしょう。
これは私自身もそうなのですが、自分と全く考え方の違う人とお付き合いをした時に
この人は何を考えているんだろう
相手の価値観を理解しないと、うまくお付き合いができない
と思ったことがきっかけで「他者に興味を持つ癖をつけよう」と思いました。
あまりにも自分と違う価値観を持つ人と関わりたい時に『この人を理解したい』という気持ちが呼び覚まされるかもしれません。
人に興味を持つことで得られるメリット
ではこちらに、人に興味を持つことで得られるメリットをご紹介します。
私自身が体感している、また、自己対話の学校(脳トレカレッジ)のクライアントさまたちからもよくお声をいただくこととして
人に興味を持ち始めたことで、人間関係の悩みがかなり軽減された!
というのがあります。
どんなメリットがあるのかを詳しく挙げていきます。
(1)幅広く人とお付き合いがしやすくなる
まず、相手に興味を持つことで、幅広く人とお付き合いがしやすくなります。
関係が築きにくい人と、関係を構築しなければいけないときに遭遇したことはありませんか?
例えば
- 周りから嫌煙されてしまう気難しい上司
- いつも愚痴ばかり言っている家族
- 周りから「あんな人やめておきなよ」と言われてしまう彼氏・彼女
- 周りから「もうそろそろ離婚したら?」と言われてしまう夫・妻
- いつも一人でいるクラスメイト
- 学校内でのいじめっ子
- 大企業の社長
- 明らかに自分より育ちの良い人
- 生まれ育った国や文化が違う人
- 年齢のかなり離れている人
一見「関係を築くのが難しそう」と思える人でも、人にはそれぞれ今のその人を構成した背景があります。
共感をするのでも否定をするのでもなくまずは知ることから始めてみると、関わり方がわかったり、お付き合いがしやすくなることはよくあります。
(2)相手に喜んでもらえ会話が長く続きやすい
恋人関係や職場でも、楽しそうに会話をしている人は周囲からの評判もよく、やはり印象が良いですよね。
私も長くそういう人に憧れていましたが、自分はそういった性格ではないことも悩みでした。
愛嬌が特別良いわけでも話が上手なわけでもない…
という人にとってLINEや電話、デート、仕事の雑談などにおいて
- 今日いい天気ですね
- 1日何をされてたんですか?
- 私の住んでいるところは〜
- あなたの家族は〜
- ペットが〜
- 今日〇〇な出来事があって〜
- 今日のニュースが〜
など話し始めても、話を広がられず全く相手の懐に入れない、薄い会話で終わってしまう
というのは悩みの種になりやすいのではないでしょうか。
以前、夜のお店で多くの女性従業員を抱えているという経営者さんからお話を伺った時に
「相手に興味を持って話をできる人はやっぱり人気です」
と教えていただいたことがあります。
興味を持ってもらえると
もっと話したい!
また話したい!
とお客様に喜んでいただけるそうです。
会話がすぐに終わってしまって悩んでいる方は、後半でお伝えする「『ありのままのその人』を見るための良質な問いかけ」を実践していただけると、自然と相手に興味を持つことができるかと思います。
さらに『人に興味を持てる人同士』が集まると楽しい会話がとても長く続けれられます。
(3)相手からの信頼を得やすい
人に興味を持って接することで、相手からの信頼を得やすいというメリットがあります。
「(2)相手に喜んでもらえ会話が長く続きやすい」でも触れたように、たくさんの人のお話をお伺いする中で、多くの人が「自分のことを深く理解して欲しい」という願いを心の深い部分で持っているのだなと感じます。
ですから相手の心情やその行動をした背景などについて興味と深い理解ができると、だんだんと「相手がまだ言葉にできていない願望」を汲み取ることができるようになってきます。
昔から「ツーカーの仲」や「阿吽の呼吸」に憧れる方は多いですよね。
相手をより深く理解していくことで、自然と相手からも信頼されやすくなります。
▼関連記事を確認する
(4)聞き上手になれるので、コミュ障で悩むことが減る
相手に興味を持つと、聞き上手になり、コミュ障で悩むことが減ってきます。
ここで言う「コミュ障」とは医学用語のコミュニケーション障害ではなく、ネットやSNS、掲示板などで使われ出した”人と話す時に緊張して話しすぎたり、逆に言葉が出てこなくなったりする癖”のことを指します。
『コミュニケーション障害』
Wikipedia
”医学用語の障害とは関係無く、個人の性格によって他人とのかかわりを避ける傾向、他人に無関心な傾向を指す用法もあり、これについては俗にコミュ障という”
人に興味がない、悩んでいる方の中で「話し上手じゃない」ことで人間関係自体が億劫になっている方もいるのではないでしょうか?
仲良くなればそこそこ話せるけれど、最初の対応をどうしたらいいのか分からない…
だんだんとコミュニケーション自体が面倒に感じてしまう…
自分の心の中に「他人への興味」が生まれると、無意識に「相手のことを知ろう」とするのでコミュニケーションの主役が相手になります。
相手の話をきちんと聞いたり、相手がより話を展開しやすくなるような質問意識すると、自分の話を気持ちよく話させてくれる人に、人は好感を持ってくれるのだということがわかります。
私の話はおもしろくなくて…
とご相談にいらっしゃる方も少なくないのですが、自分が面白い話題を提供しなくても相手に喜んでもらえるのであれば、少し気が楽になるのではないでしょうか。
(5)他人を知ることで自分を知ることができる
相手に興味を持って知っていくことで、対比として自分自身を知ることができます。
冒頭にも書いた通り、悩みを減らして願いを叶えるためには「自分の本心」を知る必要があります。
自分を知るためには自己対話という方法もありますが、「自分」という存在は「他者」がいることで対比的に知っていくことができます。
(例)
- テストで学内順位がつくことで今の自分の実力が学年の真ん中くらいだと知る
- レシピを見なくても想像で食事を作れるが、周りの人がレシピを見て練習する姿から「自分は料理が得意なんだ」と知る
- 悪いところを指摘された時に「私はそんなことありません」とつい答えてしまうが、友人が素直に謝って改善している姿を見て、「私は自分の非を指摘されると悔しく感じるんだ」と知る
など、他人を見て自分を見返すことで違いがわかり、『自分』という存在の輪郭がよりはっきり見えてくるのですね。
自分を深く知るためにも、他者を深く知ることは大切になります。
※自己対話の学校(脳トレカレッジ)の基礎講座では『現在地把握』としてお伝えしています。
(6)共通の話題がなくても関係を築くことができ、世界を広げられる
他者に興味を持つと、共通の話題がなくても関係を深められ、自分の世界を広げることができます。
「相手の持っている世界観を興味を持って知ろうとする」ことで
普段どんなに生活スタイルの違う人と話すことになっても、話を深めることができます。
自分が知らなかったことを教えてもらう機会に恵まれるので、結果的に自分自身の知見が広がっていきます。
人に興味を持てないことで被るデメリット
次に、人に興味を持てないことで被りやすいデメリットを挙げます。
(1)人を見る目が養われにくく騙されやすい、良縁を逃しやすい
人に興味を持たないまま過ごすと、人を見る目が養われにくく騙されやすい、良縁を逃しやすいというデメリットがあります。
みなさんは普段、どのような情報から人を判断しているでしょうか?
- 体型、身長などの外見
- 職業や学歴、家柄、などのスペック
- その人が言葉で話す内容、言語情報
などが一番人を判断しやすい情報になるでしょう。
ですが、例えば目の前に
A:質の良いもので身なりを整えていて自分の唯一の長所を言葉巧みにプレゼンできる一般人
B:身なりはカジュアルで自己アピールは控えめだが、実はたくさんの特技があり人望も篤い企業の社長
こんな2人の人が現れた場合はどうでしょうか?
第一印象はAの人の方が「すごい人」だと感じてしまうかもしれません。
たとえA、Bの人物の情報を知ったとしても、これだけでは相手の人間性まで判断するのはなかなか難しいです。
「脳ある鷹は爪を隠す」のように、人格者ほど謙虚で自分自身の能力をひけらかすことはないとも言われていますが、本当に相手のことをよく知ってみないと本当のその人の人物像は見えてきません。
- 忍耐力がある
- 大きなことを言わず地道に努力できる
- 口だけではなく最後までやり遂げる
- きちんと向き合ってくれる
- どんな時も素直で誠実
話していくほどにこんな相手の良さがわかってきたら、とても嬉しいですよね。
『興味を持ってよく知ろうとしてきた人数』が多く幅広いほど、人を見る目が養われます。
すると結果的に表面的な情報だけで惑わされることが減り、人に騙されにくく良縁を結びやすくなります。
(2)人と深い関係を築きにくい
人に興味を持たないことによって、人と深い関係を築きにくいという側面もあります。
人に興味を持ってコミュニケーションを取るということは、徐々に心を開いていただくことになります。
人に心を開いてもらうには、自分自身も心を開いていくことが必要になってきますが
逆に言えば、人に興味を持たないということは心を開かないまま関係を築くということです。
すると自ずと関係性は希薄になります。
- 知人で留まってしまってお友達になれない
- LINEのやり取りをするだけで恋愛関係に発展できない
こんな状況も生まれやすくなります。
(3)自己理解を深めにくい
人に興味を持たないことによって、自己理解も深めにくくなります。
私たち自己対話の学校(脳トレカレッジ)では「脳と心のコミュニケーションメソッド」を通して様々なお悩みをお伺いしています。
このメソッドでは『自分の心の深いところにある本音』を見つけていくことによって、悩みが解消され願いが叶うようになっていくのですが、人に興味がない方は、自分に興味がない方が多いです。
たくさんの方のお話をお伺いしていく中で
自分の深い部分に対する興味=他人の深い部分に対する興味
人に興味を持つ力=自分に興味を持つ力
とイコールの関係になるとわかってきました。
自分の本音を見つけることと願いが叶うことの関係は関連記事を読んでみてください。
▼関連記事を確認する
(4)人間関係が希薄・惰性のお付き合いになりやすい
「人と深い関係を築きにくい」とも関連しますが、お互いに興味を持たないままの状態が長く続くと、よくない意味で「なんとなく一緒にいる」「お互いを高め合うことはできないけれど一緒にいる」「腐れ縁のようになってきた」という関係性になりやすいです。
特に、長年一緒に過ごしてきたパートナーや彼氏・彼女、結婚・夫婦関係において、
- 一緒にいるのに互いにスマホをいじっているなど会話がない
- ただの共同生活のようになってきた
- 互いに冷めた態度しか取れない
など、互いに望んでその距離感をとっているのではなく「なんとなく心の距離が離れたまま」になりやすいです。
これは人に対する興味がないまま関係を続けた先に「無関心が当たり前」状態になったと言えます。
お互いに心地よければいいのですが、そうではない場合「大切に思われていない」「愛されていない」という不満につながるでしょう。
(5)刺激の強い関係でしか満足できなくなる
人に興味を持たないと、人の感情や背景などのソフトで柔らかい部分を慈しむ感性が育ちにくいです。
そのため、人間関係においての幸せや満足感を感じる感性が粗い状態のままになってしまう傾向があります。
すると、より刺激を感じられる状況や人物に自ずと興味や意識が向くため、
温かい人間関係よりも波瀾万丈さを含んだ人間関係に惹かれやすくなる人もいます。
これは極端な例ですが、せっかく大切にしてくれる人とのご縁が結ばれたのに、うまく行っている途中で自ら破壊行動に出てしまったり、より刺激が強く危ない方に興味を奪われてしまう方も中にはいらっしゃいます。
人に興味を持って向き合うことで恋愛や人間関係を好転させる3つの方法
人に興味を持つことや持たないことのメリットデメリットを知っていただいた上で、「人に興味を持って相手を知る」おすすめの方法を3つご紹介します。
ご相談を伺う中でも
人に興味持てない私は冷めてますよね
とご自身にマイナス評価をされる方もいますが、絶対に興味を持たないといけないわけではありません。
ですが、興味を持つと世界が広がり人間関係が豊かになるというのは確かです。
他人への興味のなさは特別な知識がなくてもいくらでも改善していくことはできます。
ここからご紹介する方法で他人の人生ストーリーがぼんやりとでもイメージできるようになってきたら、他者理解が深まってきたサインです。
▼関連記事を確認する
(1)自分の主観で相手を見ない練習をしてみる
私たちは、どうしても物事を「自分が信じていること、自分の主観、常識だと思っているもの」を通してみてしまう傾向があります。
同じ要領で、目の前の相手とも無意識に主観で判断しながらコミュニケーションをとりがちです。
主観で相手を判断するとは例えば、「〜に決まっているよね」という思い込みや色眼鏡で相手を見ることです。
- 連絡がなかったら、寂しいに決まってるよね。
- 彼女が寂しいって言ってるんだから、彼氏はそれを解消してくれるものでしょう。
- 普通は好きなら、たくさん連絡をくれるものだよね。
- 「その洋服はあまり似合ってないよ」とか、傷つくから普通は言わないよね。
- みんなが賛成してるのに一人だけ反対意見を言ったらまとまらないじゃん。空気読むべきでしょう。
- 悲しい時は私だったら慰めて欲しいから、彼のことも慰めてあげよう。
なかなか、難しいのですが「普通は〜のはず」「私なら〜だから、彼も〜のはず」という概念を一度横に置いて
この人はどういう価値観なんだろう
と真っ直ぐに目の前の人を見るようにするだけでも、誤解が生まれにくく人間関係はうまくいきやすくなります。
▼関連記事を確認する
(2)『ありのままのその人』を見るための良質な問いかけをしてみる
常識や主観を介さず「ありのままのその人の姿」をみるために、脳の機能を利用しながら会話をしてみましょう。
私たちの脳にはアンテナ機能がついています。そのアンテナ機能は「良質な問いかけ」を自分自身に投げかけていくことでよく働き、情報収集をしてくれます。
そのアンテナ機能を使いながらコミュニケーションを取ることで、相手の理解が深まります。
▼関連記事を確認する
会話の最中だけでなく、過去の会話を思い出して今考え直してみるのも、相手を深く理解することてことにつながります。
- なぜそれが好きなのか?
- 今の発言はどういう思いが背景にあって出てきたものだろう?
- この言動から予測できる相手の価値観は?
- その価値観はどこでどうやって付けたものなんだろう?
- どういう人間関係の中で育ってきたんだろう?
- どういう経験をしてきた人なんだろう?
- その経験で何を考えてきた人なんだろう?
すぐに答えが見つからなくても大丈夫です。
まずは
この人はどういう人なんだろう?知りたいな
という姿勢を意識しながら会話をしてみてくださいね。
(3)相手を深く知るために行なっていたAさんの方法
こちらは私が知人から教えてもらった時に「なるほど」と思い、試してみたところとても相手への理解が深まった方法なのでご紹介します。
Aさんがお付き合いし始めた彼は、今までAさんが出会ったこともないような考え方や行動をする人でした。
初めは彼の言動に対して
こんな行動をするなんて、絶対私のことを好きじゃないよね?
好きだったらもっと〜するはずなのにこの人はなぜそうじゃないの?
と、納得のできないことが多くモヤモヤや不安が募る一方だったそうです。
そこで、Aさんは知人のとてもモテる女性から聞いていた方法を試すことにしました。
それは、関係を深めたい相手の話や行動を全てノートに書き起こしておくことだそうです。
Aさんも初めは
え?そんなことして気持ち悪いと思われないのかな…
とびっくりしたそうですが、思い切ってやってみたそうです。
一度やってみると彼に対する理解がノートに書く前とは段違いに深まったそうです。
ただ会話をしていると内容が流れていってしまい、どうしても自分の主観が挟まって相手の意図を取ってしまいますが
一旦ノートに書いておいて、落ち着いて眺めてみると「彼って本当はこう思っていたんじゃないか?」と冷静に理解することができるんです。
”主観を挟まない”ことに慣れるとノートに書かなくてもできるようになって、恋愛以外の人間関係も驚くほどスムーズになりました。
- 〇〇をするなんて彼は私のことを好きじゃないんじゃないか?
- 先輩は△△さんばかりを褒めて、私が仕事ができないと思っているんじゃないか?
- 私はいつもお義母さんのことで困っているのに旦那は無視して、私のことなんてどうでもいいのね。
こんなふうに起こった出来事にモヤモヤしてしまう方は、ぜひチャレンジされてみてはいかがでしょうか。
相手への理解を深めるだけでなく、モヤモヤした気持ちもなくなると思います。
他人に興味を持って、望む人間関係を手に入れよう。
この記事では「他人に興味を持てない人の特徴」「他人に興味を持つことで得られること」
「他人に興味を持つ方法」を中心にご紹介してきました。
実際になかなか人に興味を持つことができなかった私やクライアント様たちも、あえて人に興味を持って過ごしたところ
- 共感力が身についてきた
- 信頼してくれる人が増えた
- 人間関係の悩みがなくなった
などの変化を一様に感じています。
もしこの記事を読んで
人に興味を持ってみてもいいかな
人に興味を持つのって面白いかも
私の悩みは人に興味を持つことで解決できるのかもしれない
と思っていただけたらとても嬉しいです。