この人、全然私の気持ちをわかってくれない…
人の気持ちを理解する気あるのかな…
ほんとに自分のことしか考えてないのね…
恋人同士や友人同士、親子、同僚、上司など、日常で関わる人に対して、このように感じたことは誰にでもあると思います。
男と女とか
10代と60代とか
日本人と外国人とか
明らかに「自分と相手は違う」と認識できるような差があれば、自分の気持ちを相手が理解してくれなかったとしても、そこまで致命的なダメージにはならないでしょう。
寂しい気持ちはあれども
まぁ男性に対して「女性の気持ちを100%理解しろ」と求めるのは酷よね
生きている時代が違うから、そりゃ考え方も違うか
国が違うと、こんなに文化が違うものなのね!
逆に新鮮な驚きや刺激、自分の感性を広げるきっかけにもなり得るでしょう。
ですが、自分にとって大切な人や、自分とそう変わらないバックグラウンドを持つ人に全く気持ちを理解してもらえないと、関わること自体に疲れてしまうこともあると思います。
この記事では「人の気持ちがわからない人」の特徴や、お付き合いの仕方について解説していきます。
Contents
「人の気持ちがわからない人」3パターン
まず、人の気持ちがわからない人といって、その内容は様々です。
ここでは大きく3つのパターンに分けて、人の気持ちがわからない人について考えていきたいと思います。
(1)病気や発達障害のため理解が不能
先天性の脳の働きによる発達障害や、アスペルガー障害などの自閉スペクトラム症により、人の気持ちがわからない人もいます。
医師から診断があり障害者手帳を持っていたり、誰が見ても「この方はきっと発達障害だろう」と認識できる状態であれば、最初から付き合い方を工夫できるでしょう。
やや判断が難しいのはグレーゾーンの場合です。
今は精神疾患など心の病気についての理解・研究がかなり進み、ADHD(注意欠如・多動症)や大人の発達障害なんて認識も広まってきました。
ですが、一見いわゆる何の障害もない普通の人に見えるため
普通ならこのくらい理解できるよね?
といった期待を持たれてしまうことも。(本人も障害に気がついていないことも多い)
しばしば悩みの種になるのは、このグレーゾーンの方との関わりかもしれませんね。
(2)人の気持ちに興味がない|サイコパスタイプ
感情の一部(特に愛情や思いやりなど)が欠けているサイコパスタイプも「人の気持ちがわからない」中に入るでしょう。
厳密に言えば「わからない」のではなく「本人の中に存在していない」と表現した方が適切でしょうか。
サイコパスは「反社会性パーソナリティ障害」とも呼ばれており、道徳観念や倫理観、また喜怒哀楽や恐怖など、感情も乏しい傾向にあるそうです。
ですがサイコパスにも程度があり、一見普通の人でも、サイコパス的な要素を持つ人は少なくないです。
サイコパスとそうでない人の線引きは、なかなか難しいものがあります。
(3)心の成熟度が低い|お子ちゃまタイプ
そして3つ目に、心の成熟度が低いお子ちゃまタイプです。
このメディアを運営している自己対話の学校(脳トレカレッジ)は、10年余りに渡って、様々なライフステージの女性のご相談をお受けしてきました。
中でも最も相談が多いのは、恋愛、パートナーシップ、夫婦間でのコミュニケーションについてです。
特に、自分の気持ちが伝わらない、理解してもらえない、身近な人と感情のやりとりができない場合、とても大きなストレスになってしまいます。
相談者のお相手(心を通わせたい人)の心の成熟度が低いゆえに、お互いの関係を作るのが難しくなって悩んでいる人が多い印象です。
「(1)感情の理解自体が不能|発達障害タイプ」で解説したグレーゾーンとの判別が難しいところではありますが、実年齢と心の年齢は、同じではないことを肌でも感じています。
この記事では「人の気持ちを理解できない人」として、人間関係に摩擦を起こすことが多い「(3)心の成熟度が低い|お子ちゃまタイプ」の人について、次の段落以降で詳しく解説しますね。
好きな相手が「人の気持ちがわからない人」だったら…
私たち自己対話の学校(脳トレカレッジ)には、様々な人間関係のご相談が寄せられますが、「人の気持ちがわからない人」を好きになった女性も多くお越しになります。
恋愛は一人でできるものではなく、2人の気持ちがあってこそ成立します。
ですが、心の成熟度が低い相手を好きになった場合、一緒に関係を改善したり、トラブルに立ち向かうことができず、自分だけが頑張っているように感じてしまうことも。
相手の心ない言動に傷つき、煮え切らない態度に振り回され、疲れきってしまう女性が後をたちません。
「人の気持ちがわからない人」の多くは本人の性格に問題があるのではなく、心の成熟度が不足しているとわかるだけでも少し心が軽くなるのではないかと思います。
心は大人になってからも成長するのか?
では、心は大人になってからも成長するのでしょうか?
答えはYesです。
人の気持ちをわかるにはどうしたらいいか?
など思考を深めていくことで、自然と共感力や想像力が育ったり、相手の表情から気持ちを予測する力がついていきます。
つまり「人の気持ちがわかる人」になっていくのですね。
そして私たち自己対話の学校(脳トレカレッジ)では、心の成熟度=EQ(心の知能指数)とも捉えています。
EQとは「Emotional Intelligence Quotient」の略で、1990年に登場し「感情をうまく管理し、利用する能力」とされています。
一般的に知られるIQ(知能指数)は、いわゆる頭の良さと解釈されており、先天的な要素によるところが大きいです。
一方EQは意識してトレーニングすることで、後天的に身につけることができるものと言われています。
私たちが提供する脳トレ(=脳と心のコミュニケーションスキル)の講座では、自分自身の心と上手に会話する方法をはじめ、さまざまなワークを提供しています。
立場の違う人の意見に耳を傾け、多角的に情報を整理してEQを高めていく…
EQが高まることで結果的に、人間関係や恋愛がうまくいくことも多いです。
いわゆる「引き寄せ力の強い人」は、EQが高い人とも言えるでしょう。
「人の気持ちがわからない人」の特徴10選
それでは(心の成熟度が低いことが原因で)人の気持ちがわからない人の特徴を10個解説します。
「人の気持ちがわからない人」と関わった際、
どうしてわかってくれないの?
など、悲しい気持ちで心がいっぱいになりがちです。
相手の背景や状況を知り、冷静に観察することができると、ショックな気持ちが和らぐかもしれません。
ぜひ参考にしてみてください。
(1)思慮が浅く、何も考えていないことが多い
1つ目の特徴は「(1)思慮が浅く、何も考えていないことが多い」です。
例えば3歳児が、人の気持ちを理解できなかったとしてもショックは受けませんよね。
極端な例ですが、相手の心がまた成熟していない場合(EQが育っていない場合)3歳時と同じように考えてみると、相手の言動を理解しやすくなるかもしれません。
(2)自分の発言で相手がどう感じるかまで思い至らない
2つ目の特徴は「(2)自分の発言で相手がどう感じるかまで思い至らない」です。
そのため、一対一の関係ではもちろんですが、例えば会社の代表として取引先と関わったときに
自分の振る舞いによって会社の印象にどう影響するか?
まで想像することが難しいようです。
そのため組織の中で昇進したり、チームのリーダーとして活躍する可能性は薄いでしょう。
(3)相手の配慮や思いやりに感謝を持てない
3つ目の特徴は「(3)相手の配慮や思いやりに感謝を持てない」です。
相手の配慮や思いやりに気がつける感性が育っておらず、興味も薄いため、感謝できないと言った方が正確かもしれません。
例えば「誰かにお菓子をもらっておいしく食べた」としましょう。
心の成熟度が高い人であれば
- 美味しいお菓子をプレゼントしようと思ってくれた気持ち
- アレルギー持ちの自分のために、わざわざアレルギー対応のお店まで買いに行ってくれたのでは?
- 自分が昔「好きだ」と言ったお菓子を覚えていてくれた
など、そういったことに思いを馳せることができます。
ですが、心の成熟度が低い人にとっては「おいしいお菓子をもらった」という「点」の出来事になってしまい、相手の配慮や思いやりにまで気がつくことができないのですね。
(4)視野が狭く思考が短絡的
4つ目の特徴は「(4)視野が狭く思考が短絡的」です。
心がまだ育っていない場合、自分が見ている世界が全てだと認識する傾向にあります。
物事を客観視する力が弱く、主観や思い込みで物事を判断しがちです。
メリット・デメリットを多角的に比較したり、相手の言葉の裏を読んだりすることが苦手ゆえ、大事な場面で失敗する人も多いでしょう。
(5)自己中心的で自己評価が極端に高い
5つ目の特徴は「(5)自己中心的で自己評価が極端に高い」です。
よく言えば自己肯定感が高く、根拠のない自信に溢れています。
そのこと自体は良い傾向ですが、自分と他者を客観的に比較して自らの立ち位置を判断することが難しいようです。
「自分が一番でありたい」気持ちも強く、友達など周囲の人間から自分勝手だと言われてしまうこともあるかもれません。
(6)良質な指摘やフィードバックも嫌う
6つ目の特徴は「(6)良質な指摘やフィードバックも嫌う」です。
人の気持ちがわからない人は、基本的に主観の世界で生きています。
私はこう思う
といった主観に自信がある反面、自分以外の考えをあまり取り入れたくないといった頑固な気持ちも存在します。
そのため、たとえ良質なフィードバックだとしても、他人に口を挟まれることそのものを嫌う傾向があるようです。
(7)自由を求め、管理されることを嫌う
7つ目の特徴は「(7)自由を求め、管理されることを嫌う」です。
心の成熟度が低い人の場合、このような欲求を常に抱えていることが多く、集団のルールや規則が苦手なようです。
- 自由にやりたい
- 好きにさせてほしい
- 指示をしないでほしい
- 不快は今すぐ手放したい
- すべてを自分の思い通りにしたい
たとえ仕事のルールや規則、相手から求められるリクエストが適切なものだったとしても「縛られる空気」自体に抵抗を感じるようです。
(8)深いパートナーシップは築けない
8つ目の特徴は「(8)深いパートナーシップは築けない」です。
10年に渡り、多くの女性から恋愛相談をお受けしていると「心の成熟度が高いほど、深いパートナーシップを築ける」と確信しています。
心の成熟度が低いと、どうしても身近な相手に対して感情をぶつけてしまいがちです。
相手に対して感謝を持ちながら、人生を一緒に歩んでいきたいと思ったときに、心がまだ育っていないとなかなか難しいものがあるでしょう。
(9)短期間で人間関係が変わる
9つ目の特徴は「(9)短期間で人間関係が変わる」です。
職場や趣味、所属しているコミュニティや団体など、数年ごとに人間関係が大きく変わる傾向にあるようです。
これは「(8)深いパートナーシップは築けない」で説明したことにも関連しますが、心の成熟度が低い場合、他人の気持ちを深いレベルで理解することが難しいです。
そのため特定の相手から、深いパートナーシップの構築を求められると、無意識でそれらの人間関係を切る方向に動いてしまいがちです。
(10)年齢を重ねるごとに信頼が減っていく
最後の特徴は「(10)年齢を重ねるごとに信頼が減っていく」です。
人の気持ちがわからない人であっても、幼少期はあまり問題になることがありません。(自分も周りも、実年齢も精神年齢も幼いからです)
ですが、周囲の人間がさまざまな経験をしながら心の成熟度を上げていく中で、自分の心の成熟度が追いつかない場合…対等なパートナーシップや信頼関係を積み重ねることができません。
そのため、年齢を重ねるごとに厳しい末路になりがちです。
「人の気持ちがわからない人」に振り回される人の心理
人の気持ちがわからない人に振り回され、疲れ果てている人からのご相談を伺うと、みなさん共通の心理状態になるようです。
ここでは5つの共通点をご紹介します。
(1)自分の存在を否定されたように感じる
1つ目に「自分の存在を否定されたように感じる」ようになります。
「人の気持ちがわからない人」の特徴10選」で解説した通り、相手の心の成熟度が低い場合は、人の気持ちを性格に理解することが難しいです。
「心の成熟度」という視点を知らないまま「人の気持ちがわからない人」としてお付き合いをしていると、相手に自分の気持ちや存在を否定されたように捉えてしまうことも多いでしょう。
(仕方のないことだと思います)
私の気持ちなんて、相手にとってはどうでもいいのね。
私が悲しんでいても、相手にとっては大したことがないのね。
このように捉えてしまい、最終的には、自分で自分の気持ちや存在を否定しがちです。
(2)自分の感情を軽く扱うようになる
2つ目に「自分の感情を軽く扱うようになる」傾向があります。
相手が自分の気持ちを理解してくれない
↓
理解しようとする姿勢も感じられない
↓
相手にとって私の気持ちや存在は軽いものなのだろう
↓
つまり私の気持ちは価値がないものなのだろう
こういったネガティブな思考のループにはまってしまい、自分で自分の感情を軽く扱うようになっていきます。
すると「感情そのもの」に対する価値に重きを置かなくなっていき、自分自身もいつしか「人の気持ちがわからない人」と変わらない心の成熟度にもなりがちです。
(3)期待と裏切りで心が疲弊する
3つ目に「期待と裏切りで心が疲弊する」人が多いです。
「人の気持ちがわからない人」の多くは、心の成熟度が足りていない(心の年齢が低い)ことを理解しないまま、見た目は大人の相手と対峙したときに、どうしても期待してしまいます。
人に期待すること自体は悪いことではないのですが、相手の心の成熟度的に、まだ期待に応えられる状態ではないことも多いです。
それを知らずに「相手に期待する→期待が叶わない→また期待する→それでも、期待が叶わない」このようなシチュエーションを繰り返していくと、いつしか心が疲弊してしまいます。
相手にとっては、私の悲しみや寂しさや苦しみはどうでもいいことなのね
などと認識してしまい、いつしか期待に答えられない相手のことを裏切り者として認識するようにもなります。
そうする信頼線関係の回復はどんどん難しくなるでしょう。
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(4)無感情になっていく
4つ目に「無感情になっていく」ことが多いです。
たくさんの人間関係の中で、自分の気持ちを理解してくれる人が大半で、たまに「人の気持ちがわからない人」がいる程度なら、大きな問題にはなりません。
ですが、例えば、自分の世界の大半を占める人が「人の気持ちがわからない人」である場合…
気持ちや感情を表現したところで、私の身近な関係者はみんな気持ちをわかってくれない
感情を持ったところで無駄。
なので、どんどん心を固く閉ざして無感情になっていくことが多いです。
その点では家族以外にも話し相手がいたり、カウンセラーに気持ちを吐露したりする機会があると、極端な思考にはなりにくいかもしれませんね。
(5)うつ状態になる
最後に「うつ状態になる」人も多くお見かけします。
(1)から(4)を経て、それでも相手との関係に変化がない場合、うつ状態になる人も一定数いらっしゃるでしょう。
特に女性の場合、心を健やかに保つためには、他人とのコミュニケーションが大事です。
体の機能に異常がなくても、心の欲求(私の気持ちをわかって欲しいなど)が満たされないままだと、うつ状態になるのも無理はありません。
「人の気持ちがわからない人」との関係の深め方
それでは「人の気持ちがわからない人」との関係を深めたい場合、どのように考えたら良いのでしょうか?
おすすめの対処法とポイントを5つご紹介します。
ぜひ繰り返し確認してくださいね。
(1)相手の発言、行動を真正面から捉えない
1つ目に「相手の発言、行動を真正面から捉えない」ことがおすすめです。
ここまでで解説してきたように、人の気持ちがわからない人として、摩擦を起こしやすいのは「相手の心の成熟度が足りていないこと」が大きな原因の1つです。(もちろんケースバイケースですが)
そのため、相手の発言や行動は短絡的・衝動的であるものが多く、その裏側に「あなたを傷つけてやろう」みたいな悪意は存在しないことが多いかと思います。
「悪意がない=ストレスなく受け入れることができる」ではありませんが、相手の悪意を疑ってしまうと自分の心が傷ついてしまいます。
まずは「相手の言動の裏に悪意はないことが多い」(そこまで考えていない)ことを知るだけでも、気持ちが楽になるかもしれません。
私たちがお伝えしている脳トレ(=脳と心のコミュニケーション)でも、相手の言動すべてを真正面から受け止める必要はないと考えています。
これは心の成熟度が低い人とご縁ができたとき、相手の言動をそのまま正面から受け取ってしまうと、自分の心が疲れ切ってしまうからです。
認識はするけれど脇に置いておく、くらいが1番おすすめです。
いったん心の距離を取ることで、うつ状態になることなく「相手とどのような関係を作りたいか?」という希望にエネルギーを注ぐことができます。
(2)長期的な目線で考える
2つ目に「長期的な目線で考える」ことが必要でしょう。
心の成熟度が追いついていない相手に
明日からすぐ人の気持ちがわかる人になって!
と要求するのは酷でしょう。
心の成熟度が追いついていないだけで、相手の性格に著しい問題があるわけではありません。
長い目で相手との関係を考えることができるのならば、相手の心の成長を楽しみに見守りながら、関係を構築していく道もあるのではないでしょうか。
(3)自分の心の状態を最優先する
3つ目に「自分の心の状態を最優先する」ことがとても大事です。
相手には、相手のペースで心を育てていくだろうとは分かりつつも、自分の心が傷つかないわけでもありません。
自分の心があまりにも疲弊してしまったり、相手に対して夢や期待ができなくなっていると感じたら、少し距離感を離してみるのもおすすめです。
自分が疲れ切ってしまわない、再起不能にならない距離感やお付き合いの仕方を最優先しましょう。
(4)相手に求めるレベルを設定する
4つ目に「相手に求めるレベルを設定する」ことも効果的です。
例えば、男女で性別が違ったり、育った環境があまりにも違う場合、相手の心の成熟度がアップしたとしても、100%自分のことを理解してもらうのは難しいでしょう。
「自分と相手は他人である」ことを前提に、相手にどのくらい自分の気持ちを理解してほしいかを定めておくと、お互いにとってストレスにならずおすすめです。
(5)相手の進化形をイメージする
最後に「相手の進化形をイメージする」ことで、未来への希望と相手への愛情を捨てずにすみます。
ここまでお伝えした通り、相手が「人の気持ちがわからない人」であるのは、これまでの人生で心の成熟度を高める機会が少なかっただけです。
今の相手だけを見てしまうと「人の気持ちがわからないなんて、冷たい人だ!」と感じることもあるでしょう。
ですが、例えば3歳の男の子を見て
「なんてダメなやつだ!」
「あれもこれもできないなんて」
「将来の見込みがないわ…」
とは思わないでしょう。
今はできないけど、これから成長するだろう
と自然と感じる人が多いかと思います。
大切に関係を育んでいきたい相手が、もし「人の気持ちがわからない人」であっても、ぜひ相手の可能性に目を向けてあげて下さい。
身体の成長が終わったあとも、心はいくらでも成長します。
ぜひ相手が今後、どんな心の成長を見せるのか?楽しみにする心の余裕を持ちたいですね。
お互いにとって心地よい関係を築こう
最後に「人の気持ちがわからない人」と近い距離でお付き合いすることは、心理的に楽なことではありません。
特に相手が生涯のパートナーだったり、自分よりもはるかに年齢が高い目上や親だったりすると、寂しさや憤りを感じることも多いと思います。
このくらい理解してもらえるだろう
という自分の欲求と、相手が提供できるものの差が大きくて、裏切られたように感じることもあるかもしれません。
また、相手にとっても「心の成熟度があまりにも違う人」と付き合うことはストレスかもしれません。
相手があなたのことを大切に思っていればいるほど、あなたの期待や要求に応えたい気持ちがあるはずです。
ですが(相手から見た場合に)今現在、自分が提供できるものと、あなたの期待するものの差が大きく、力不足に感じたり、自信をなくしたりすることもあるでしょう。
お互いに大切に思いやっている間柄でこそ、お互いにとって心地の良い距離感や関係を深めるスピードでお付き合いできるといいですね。
お互いのことを理解し、尊重し合う豊かな人間関係に恵まれる人が増えますように。