潜在意識と顕在意識を一致させるには、どうしたらいいだろう?
このような疑問を持つあなたは、きっと心理学や心の世界について学びを深めてらっしゃる方ではないでしょうか?
この記事を書いている私自身も、15年ほど前から意識の仕組みについて興味を持ち始め
潜在意識と顕在意識を一致させることで人生は好転するのでは?
という仮説に辿り着いた一人です。
(その後、意識の世界を研究する過程で、仮説が正しかったことを確信しました)
この記事では、悩みを解消して理想を実現するために必須の「潜在意識と顕在意識を一致させる」具体的なトレーニング方法を5つを説明・解説したいと思います。
Contents
潜在意識と顕在意識って、そもそも何?
本題に入る前に、潜在意識と顕在意識について知識を整理しておきましょう。
このような潜在意識と顕在意識の図を見たことがある人も、多いかもしれませんね。
潜在意識とは?
心の奥底にあって、自分自身でも認識していない意識のことを指します。 自覚・認識はされていないけれど、本人の意思決定に大きな影響を与えるものです。
主に感情を使って物事を理解し、未来や願望を重視します。無意識とも呼ばれます。
顕在意識とは?
普段から私たちが認識することができる意識・思考のことです。表面意識とも呼ばれており、自分の意識で変えたりできるものを指します。
主に言葉を使って物事を理解し、過去や経験を重視します。
潜在意識と顕在意識が不一致のとき、悩みは生まれる
このサイトを運営している私たちは、脳トレ(=悩みを解消する脳と心のトレーニングスキル)を通して、これまで多くの女性のご相談を伺ってきました。
「潜在意識と顕在意識を一致させる」というのは、脳トレでもベースになる考え方で、潜在意識と顕在意識(心と脳)の方向性を一致させることで、悩みを自然な方法で解決していく手法をとっています。
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このような手法を採用するようになった経緯は、多くの女性の悩みを伺う中で
潜在意識と顕在意識の不一致が様々な悩みの原因だ
と感じたことからでした。
悩みのジャンルは、恋愛だったり対人関係だったり仕事関係だったり、お金だったり様々ですが…
潜在意識で望んでいることと、顕在意識で望んでいることがズレているため、1つの船に「向かいたい場所が違う船長」が2人いる状態になった結果、望まない現実が起こると考えています。
潜在意識と顕在意識が一致すると、自然と悩みが消える
では、潜在意識と顕在意識が一致すると、どんなメリットがあるのか?というと、ごく自然な流れで悩みが解決に向かいます。
- (A)今まで悩みだと思っていたことが悩みではなくなった、気にならなくなってしまったパターン
- (B)現実的な変化があって、悩みが解消したパターン
ポイントはABどちらのパターンであっても、本人にとって自然な流れで悩みが解消に向かうことです。
自分の気持ちを押し殺して、悩みをなかったものにするでもなく、力業で現実を動かすのでもなく
「本人も周りも受け入れやすい自然な形で悩みが解消していく」ため、潜在意識と顕在意識を一致させる事はとても重要なことだと考えています。
潜在意識と顕在意識を一致させるには、脳のトレーニングが最重要!
では、潜在意識と顕在意識を一致させるにはどうしたら良いのでしょうか?
私たちが提供する脳トレ(=悩みを解消する脳と心のトレーニングスキル)では、日々、自分自身で取り組めるトレーニングを大事にしています。
その一部をこちらでもご紹介いたしますね。
潜在意識と顕在意識を一致させる5つのトレーニング
潜在意識と顕在意識を一致させるトレーニングのためには、まず両者の特徴を掴むことが大事です。
顕在意識は普段から私たちが意識できるものなので「顕在意識がどういう状態か?」の把握はしやすいです。
ですが潜在意識は「存在するものの認識しにくい領域」なので、なかなか状態を把握するのが難しいです。
そのため、どちらかというと顕在意識よりも、状態を把握しにくい潜在意識に注目してトレーニングしていくことがおすすめです。
(1)思考を整理・言語化する(顕在意識へのアプローチ)
まず最初に「自分が普段どのような思考をしているのか?」改めて認識してみることがおすすめです。
アメリカで行われた研究によると、私たちは1日に6万回もの思考をおこなっているそうです。
さらに、それらの約8割はネガティブなことと言われています。
そのため意外と「自分が日々何を思考して過ごしているのか?」無自覚の場合が多いです。
自分が何を考えて過ごしているのか認識する目的で、ノートに記録したり、ブログを書いたり、誰かとディスカッションしたり…
自分の思考を情報空間に置いたままにしておくのではなく、簡単なもので構いませんので目に見える形にしてみましょう。
(2)感情を整理・言語化する(潜在意識へのアプローチ)
次に、日々どのような感情で過ごしているのかを意識してみましょう。
私たちは社会生活が長くなるにつれ、感情よりも理論や思考を優先しがちです。
そのためイラっとしてもすぐに感情を抑えてしまったり、悲しくなっても見て見ぬふりをしたり…
心が傷つかないよう、あえて予防線を張って感情をあまり感じないようにする処世術が身に付いている方が多いです。
ですが、潜在意識は主に感情の世界です。
自分が普段どんな感情を持って過ごしているか?をモニタリングすることが、そのまま潜在意識の状態をモニタリングすることになります。
「大人なら感情をコントロールしないといけない」という風潮もあるので、感情コントロール=感情を押し殺す、と頑張って苦しくなってしまう方も多いですが、
感情の整理・言語化ができるようになると、我慢する、押し殺すのではなく優しい形で感情のコントロールができるようになります。
(3)否定グセをやめる(顕在意識のトレーニング)
潜在意識と顕在意識を一致させるには、ついついやってしいがちな否定グセをやめてみるのもおすすめです。
先ほど潜在意識は感情の世界であるとお伝えしましたが、潜在意識と顕在意識を一致させるということは「感情の世界を思考の世界が理解する」こととも言えます。
その際、自分の理解が及ばないものやよくわからないものに対して否定する癖があると、なかなか両者を一致させることが難しくなります。
何か自分の思考で理解できない物事や感情があった際に「でも…」という反応を止めてみるところから始めましょう。
(4)感性を育てる(潜在意識のトレーニング)
潜在意識は感情の世界ではありますが、感情は普段から使っていないと感覚が鈍ってきます。
例えば、生まれたばかりの子供の味覚と、たくさんの味を比較するシェフの味覚は感度が違います。
生まれたばかりの子供は「甘い、苦い、しょっぱい」くらいしか判別できなくても、シェフは「甘みのレベル感、使っている出汁の種類」など細やかなグラデーションで味を判別することができますよね。
同じように、潜在意識と顕在意識を一致させる際に、どれだけ細やかなグラデーションで感覚をキャッチできるか?が大事になってきます。
まずは(2)に沿って日々の感情をキャッチするトレーニングを行い、慣れてきたら感性を育てるために、五感を刺激するような時間をとってみましょう。
(5)感覚→思考の順番を守る(両方のトレーニング)
そして最後に、潜在意識と顕在意識を一致させるには「感情→思考」の順番を守ることが大事です。
私たちの意識全体を100%とすると、潜在意識と顕在意識の割合・パワーバランスは95:5とも言われています。
基本的には潜在意識の方が顕在意識よりも圧倒的にパワフルなのですね。
潜在意識(心・感情)でキャッチしたことを、顕在意識(思理・理論)を使って行動に移す。
この順番を守ると、潜在意識を顕在化することになり、両者の連携が深まるのですが、逆にしてしまうと現実が拗れがちです。
そして最後に、潜在意識と顕在意識色を一致させるには「感情→思考」の順番を守ることが大事です。
私たちの意識全体を100%とすると、潜在意識と顕在意識の割合・パワーバランスは95:5とも言われています。
基本的には潜在意識の方が顕在意識よりも圧倒的にパワフルなのですね。
潜在意識(心・感情)でキャッチしたことを、顕在意識(思理・理論)を使って行動に移す。
この順番を守ると、潜在意識を顕在化することになり、両者の連携が深まるのですが、逆にしてしまうと現実が拗れがちです。
(1)~(4)のトレーニングを通して、自分が日々どんな思考・感情を持っているのかを認識する。
そして(5)の順番を守ると、自然と潜在意識と顕在意識が一致した状態になってきます。
(潜在意識にネガティブな観念が入っていても、書き換えることも可能になります)
▼「感情→思考の順番」関連記事を読む
潜在意識と顕在意識が一致してきたサインは?
それでは、潜在意識と顕在意識が一致してきた場合、どのようなサインがあるのでしょうか?
3つご紹介しますね。
(1)理由もなく気分の良い日が続く
理由もなく、気分の良い日々が続くようになります。
ポイントは「理由もなく」というところです。
何か目標を達成したとか、頭でも納得できる理由があって気分が良いのではなく「ただただ気分が良い」状態ですね。
理由がないと気分が良くなってはいけない、のではなく、不安がないだけで気分が良い状態を受け入れることができる。
このような状態であれば、それは潜在意識と顕在意識が一致してきているサインと捉えて良いでしょう。
(2)小さな引き寄せがよく起こる
小さな引き寄せがよく起こってきたら、これも潜在意識と顕在意識が一致してきているサインです。
- ケーキが食べたいなぁと思っていたら、会社でたまたまケーキをもらった。
- 行きたいなと思っていたライブに友達から誘われた。
など、大きな引き寄せではなくても、小さなものが日常でポンポンポンポン軽く叶うようになります。
(3)シンクロが多くなる
潜在意識と顕在意識が一致してくるとシンクロが多くなるのも特徴です。
- 誰かに連絡をしようと思っていたら、その人から連絡が来た。
- 誰かの顔を思い浮かべていたら、相手と街中でばったり会った。
シンクロは意味のある偶然の一致と言われますが、シンクロが増えてくると、まるで何かに導かれているような感覚になるかと思います。
潜在意識と顕在意識を一致させるには日常が一番大事
それでは最後に本記事のまとめです。
潜在意識と顕在意識を一致させるには、何も特別なことは必要ありません。
- 自分の思考を観察しながらコントロールし、自分の感情をキャッチし、今の自分の状態をフラットに捉えて言語化する。
- どんな感情にもNGを出すことなく、心の望みを小さなことから、なるべく叶えてあげる。
このような日々を過ごしていくだけで、潜在意識と顕在意識は自然と一致していきます。
その結果、長年の悩みが悩みではなくなったり、理想通りの体験ができる人生に変化します。
小さなことをコツコツ実践・習慣化するだけ失敗もありませんので、ぜひチャレンジしていただけたら嬉しいです。